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社 名■岩内金比羅神社
鎮座地■北海道後志管内岩内町高台156
祭 神■
社 格■県社
創 建■明治16年
参拝日■2013年9月14日
本 殿■神明造
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車道に面しており、参道はないものの、しっかりした作りの神社。
白い鳥居にしめ縄がかかっており、拝殿にもかかっています。
-【狛犬ノート】本殿前----------------------------
タイプ■岡崎現在型
建 立■平成4年12月
寄進者■個人(複数)
保存状態■良
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狛犬は、ロボットのような平成生まれの現代岡崎型。
複数の個人による奉納です。
一人の奉納者の名前が神主さんと同じ名字なので、神社ゆかりの方かもしれません。
【阿形】
「ウォー!」という咆哮が今にも聞こえてきそう。
目・鼻・口・歯・耳、すべてのパーツが大きいです。
爪がまさにロボット。
隙のないデザインで安定感があるフォルム。カールは立体的です。
尾っぽのカーブがいい感じ。
【吽形】
「吽」型は、宝珠をくわえているんでしょうか。
安定感のあるフォルムで、横から見ると、ライオン丸のようです。
足の関節のくびれがあるのが珍しいです。
横から見ると、後ろ脚はほとんど無いんですね。これは立てまへんがな。
カールの彫りの深さ。仏陀像の螺髪、もしくは中山式快癒器(わかる?)を連想するほど。
-【狛犬ノート】神輿殿入り口----------------------------
タイプ■出雲型、シーサータイプ
保存状態■まあまあ良
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これだけではありませんでした。
本殿の隣の神輿殿入口に、小さな狛犬が!
シーサーのような小ささ!
でも、これでもきちんと狛犬です!
【阿形】
全身がまるい毛で覆われている、しっかりしたデザイン。
出雲型です。
前から見ても後ろから見ても、よく作りこまれています。
後ろに回り込むスペースがなく、バックの写真は撮れませんでした。
【吽形】
首の下に流れるたてがみが江戸流れ風でもあります。
たてがみと尻尾の逆の流れが、狛犬に動きを生み出しています。
後ろ脚が折れそうですが、実際に折れてしまったのは尻尾。
みんなが触ったのでしょう。
修復されています。
今にも飛びかかろうとする臨場感に満ちた後ろ姿。
タバコの大きさと比べてみてください。小ささがわかることでしょう。
男の人なら、片手で持ち上げられそうです。
小さくても狛犬、威嚇して、魔を寄せ付けないようにしています。
かわいい!うちにつれて帰りたいー!
そう思う人は大勢いるでしょうね。(そんなことない?)
-【狛犬ノート】神輿殿前---------------
タイプ■スティッチ
保存状態■良
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神輿殿の横にも、狛犬がいます。
台座がなく、低い場所にさりげなく置かれています。
おそらくは先代の狛犬ですが、まだきちんと現役を貫いています。
目、口、鼻、全てが大きい~。
ディズニーの、スティッチみたい!!
というわけで、「スティッチ狛犬」と勝手に名づけました。
【阿形】
わー、こっちも大きな口を開けて、吠えてます!
顔のパーツがとにかくすべて派手。
その割に足の爪は小さくお上品です。
後ろ姿は意外に可愛い。ちょっと首を正面に曲げているからです。
頭の後ろはモンキーバナナ、尻尾はラディッシュのように見えます。
【吽形】
「吽」の方は、口を真一文字に引いて、フレンチブルドッグのような体型でした。
横から見ると、かなり肉付きがいいです。膨らんだカエルみたい。
やっぱり後ろ姿は、少し首を傾けていてキュートです。
神輿殿の中には、作りこまれた船が保管されていました。
半世紀前に船大工が作った、(高さ2m、長さ4m、ケヤキ造りの舟神輿だそうです。
鳥居を載せた初めて見る金毘羅船を、しげしげと眺めました。
● 岩内金比羅神社