日本橋三越本店1階中央ホールに、大きな像が立っています。
天女(まごころ)像です。

春の夜のゆめ


三越創業50周年記念として、1960(昭和35)年に佐藤玄々氏が作成。
瑞雲に包まれた天女が花芯に降り立つ瞬間が表現されており、ボッティチェリの『ヴィーナスの誕生』を彷彿とさせる構図です。

時折パイプオルガンの演奏が入り、奏者と比べるとその大きさがわかります。

春の夜のゆめ


台座も高いため、目線が遠く、見えやすい場所にありながら、なかなか鑑賞するのが難しい作品。
三越らしい、上品さと豪華さを兼ね備えたイメージです。