その5からの続きです。

○ 浅草駅へ

奥州街道入口のお地蔵さんをお参りした後は、一路南を目指します。
暗渠のような山谷堰公園を越え、馬車道をまっすぐ歩いていくと、どんどん辺りは賑やかになってきました。
人力車も見かけます。
浅草の中心に近づいてきました。いつ来ても観光客で大にぎわい。

春の夜のゆめ


パンダバスを見つけて、テンションが上がりました。
無料でこの界隈を周るそうです。乗りたーい!
でも今回は乗らずに通り過ぎました。

春の夜のゆめ


東武浅草駅前に到着します。
最近、リニューアルしたとのことで、すっきりとレトロな感じになりました。

春の夜のゆめ


天気がいい日なので、吾妻橋からの景色も絵になります。
いつ来てもここは人がいっぱい。人の流れに呑まれてもみくちゃに。

春の夜のゆめ


ここでようやく、地下鉄に乗りました。
浅草-(浅草線)→蔵前-(大江戸線)→清澄白河

私は、使い馴染んだ都内マップブック持参で来ましたが、1999年刊なので、三田線も大江戸線もまだ地図上に存在していません。
清澄白河は、駅さえ乗っていないのです。(白金高輪や六本木一丁目も)
普段は、それでもおおよそなんとかなるんですが、駅からのルートを調べたい今回のような時には、いかんともしがたいはがゆい感じ。
でも駅からすぐの場所にあったので、迷わずに行けました。

○ ⑤ 霊巌寺(れいがんじ)(深川/水戸街道)

ここは水戸街道の入り口に立つ、霊巌寺(江東区白河一丁目3-32)。
勢至丸さまの銅像があり、浄土宗だとわかります。
ここの地蔵尊は、近くに寄ることができたので、ずーっとお地蔵さまに触れたくてたまらなかった私は、それではと触らせていただくことに。
銅製なので、ひんやりとしていました。
やっぱりお地蔵さんは、撫でたくなるもの。今回初めて触ることができて、満足~。

春の夜のゆめ


このお地蔵さまにも、寄進者の名前がびっしりと刻まれています。

春の夜のゆめ


しかもこの地蔵尊、蓮台のところが破損して、中がのぞけました。
こちらもそれではと、のぞいてみます。
中は空洞になっています。
かつては像内に、小型の銅造地蔵菩薩坐像や寄進者名簿などが納められていたそうです。


春の夜のゆめ

松平定信の墓(国指定史跡)もありました。
寛政の改革の方ね~。
静けさに包まれた落ち着いた敷地内で、このお寺の雰囲気が一番気に入りました。

その7に続きます。