○ 5の次は6
春らしい気候になってきた4月中旬、ユウさんと都内の散策に繰り出しました。
この前江戸五色不動を都バスで巡ってきたところ。
五色不動の次は・・・数的にやっぱり六地蔵でしょう!
でも、六地蔵は五色不動よりもずっと地味な感じ。
「渋すぎる~」と言われないかなと打診してみると、「道祖神とか好きだから大丈夫。」と言ってもらいました。
そういえば、五色不動巡りの時にも、ユウは境内にある六地蔵の頭を撫でていたので、好きなんでしょう。よかったわ。
○ 六地蔵って?
(お地蔵さんはわかるけど、六地蔵って?)と疑問の方もおいででしょう。
仏教の六道(6つの世界)それぞれにお地蔵さまがいて、迷える民衆を救うといわれています。
お寺に六体並んでいることが多いですが、町の結界の守護神として、道祖神のように辻に立っていることもあります。
笠地蔵などは、後者ですね。
つまり、別世界との境界に立っている六体のお地蔵さんのことです。
○ 江戸六地蔵って?
江戸六地蔵は、江戸の五街道(東海道、中山道、日光道中、甲州道中、奥州道中)に水戸街道と千葉街道を加えたすじ、つまり江戸の出入口6箇所に祀られました。
交通の要として賑わった6つの街道の入り口に置かれ、旅人の旅の無事を祈るお守り役として信仰されたのです。
江戸時代前期に民衆の寄進を集め、14年間かけて、6体が揃いました。
像高はいずれも270cm前後という大きさ。造られた順番は、以下の通りです。
第一番 品川寺(品川/東海道)
第二番 東禅寺(浅草/奥州街道・日光街道)
第三番 太宗寺(新宿/甲州街道)
第四番 真性寺(巣鴨/中山道)
第五番 霊巌寺(深川/水戸街道)
第六番 永代寺(深川/千葉街道)→廃仏毀釈で地蔵尊廃棄
→代仏 浄名院(上野/街道は関係なし)
それから時は移り、明治期の廃仏毀釈で6体のうち1体が失われました。
現存する5体の地蔵像は、すべて東京都指定有形文化財に指定されています。
造られた当初は、鍍金が施されていたお地蔵様ですが、今では風化により色落ちし、銅のままになっています。
金ピカのお地蔵様というのも、なんだか想像がつかないので、道端にひっそりと立っている像としてはこの渋さでいい感じ。
それにしても、江戸六地蔵は巨大です。
○ 江戸六地蔵とのなれそめ
私がこの江戸六地蔵を知ったのは、新宿七福神巡りをしている時に、布袋尊の太宗寺を訪れた時です。
敷地に入るとすぐにビッグな仏像が鎮座していたので、ビックリ。
布袋様のことを忘れて、まずはそちらの説明書きをじっくり読み、これが江戸六地蔵の一つであるとわかりました。
先日、後楽園→駒込の東京メトロウォーキングをした時に、巣鴨でも六地蔵の一つを見かけました。
それが頭にあったため、今回の実行に踏み切ったのです。
○ 都営地下鉄ワンデーパス
前回は、都バス一日乗車券を駆使しましたが、ユウの提案で、今回は都営地下鉄ワンデーパスにしました。
おりしも今は春のワンデーパス発売期間。500円で都営地下鉄乗り放題という、お得な時です。
都営地下鉄って、普段それほど乗らないので、楽しみ。
11時に新宿集合しました。
その2へ続く。
春らしい気候になってきた4月中旬、ユウさんと都内の散策に繰り出しました。
この前江戸五色不動を都バスで巡ってきたところ。
五色不動の次は・・・数的にやっぱり六地蔵でしょう!
でも、六地蔵は五色不動よりもずっと地味な感じ。
「渋すぎる~」と言われないかなと打診してみると、「道祖神とか好きだから大丈夫。」と言ってもらいました。
そういえば、五色不動巡りの時にも、ユウは境内にある六地蔵の頭を撫でていたので、好きなんでしょう。よかったわ。
○ 六地蔵って?
(お地蔵さんはわかるけど、六地蔵って?)と疑問の方もおいででしょう。
仏教の六道(6つの世界)それぞれにお地蔵さまがいて、迷える民衆を救うといわれています。
お寺に六体並んでいることが多いですが、町の結界の守護神として、道祖神のように辻に立っていることもあります。
笠地蔵などは、後者ですね。
つまり、別世界との境界に立っている六体のお地蔵さんのことです。
○ 江戸六地蔵って?
江戸六地蔵は、江戸の五街道(東海道、中山道、日光道中、甲州道中、奥州道中)に水戸街道と千葉街道を加えたすじ、つまり江戸の出入口6箇所に祀られました。
交通の要として賑わった6つの街道の入り口に置かれ、旅人の旅の無事を祈るお守り役として信仰されたのです。
江戸時代前期に民衆の寄進を集め、14年間かけて、6体が揃いました。
像高はいずれも270cm前後という大きさ。造られた順番は、以下の通りです。
第一番 品川寺(品川/東海道)
第二番 東禅寺(浅草/奥州街道・日光街道)
第三番 太宗寺(新宿/甲州街道)
第四番 真性寺(巣鴨/中山道)
第五番 霊巌寺(深川/水戸街道)
第六番 永代寺(深川/千葉街道)→廃仏毀釈で地蔵尊廃棄
→代仏 浄名院(上野/街道は関係なし)
それから時は移り、明治期の廃仏毀釈で6体のうち1体が失われました。
現存する5体の地蔵像は、すべて東京都指定有形文化財に指定されています。
造られた当初は、鍍金が施されていたお地蔵様ですが、今では風化により色落ちし、銅のままになっています。
金ピカのお地蔵様というのも、なんだか想像がつかないので、道端にひっそりと立っている像としてはこの渋さでいい感じ。
それにしても、江戸六地蔵は巨大です。
○ 江戸六地蔵とのなれそめ
私がこの江戸六地蔵を知ったのは、新宿七福神巡りをしている時に、布袋尊の太宗寺を訪れた時です。
敷地に入るとすぐにビッグな仏像が鎮座していたので、ビックリ。
布袋様のことを忘れて、まずはそちらの説明書きをじっくり読み、これが江戸六地蔵の一つであるとわかりました。
先日、後楽園→駒込の東京メトロウォーキングをした時に、巣鴨でも六地蔵の一つを見かけました。
それが頭にあったため、今回の実行に踏み切ったのです。
○ 都営地下鉄ワンデーパス
前回は、都バス一日乗車券を駆使しましたが、ユウの提案で、今回は都営地下鉄ワンデーパスにしました。
おりしも今は春のワンデーパス発売期間。500円で都営地下鉄乗り放題という、お得な時です。
都営地下鉄って、普段それほど乗らないので、楽しみ。
11時に新宿集合しました。
その2へ続く。