今日は前から知り合いだったけれど
あまりゆっくり話したことがなかった人に会いました。
顔は何度も合わせていたのですが、
たくさんの中の一人として、
挨拶やその延長程度の仲でした。
たまたまその人と二人で落ち着いて話す時間があり、
話してみると、
こんな人だったのか~!
と面白い発見がありました。
今日会った人に限らず、
何度も顔を合わせていても
一歩突っ込んだ話をしたことがなければ
いつまでたっても「知り合い」で、
それ以上の親しい関係になれないことが
ちょっと寂しいなぁ・・・とよく思っていたのですが、
今回会話の中で相手も同じように思っていたことがわかり、
そんな話ができたおかげで
一歩親しくなれたような気がしました。
どこに住んでいて、
どんな仕事をしていて・・・など
履歴書に書くような表面を知っているより、
好きな本や、
普段大事にしている考え方、
子供のころの夢などを聞くだけで
グっと距離が縮まります。
普段の生活の中で、よく人を
「”どこに住んでいる、何歳の、何をしている、
独身or既婚の、子供がいるorいない” ○○さん」
というようなデータで人を見ることが多いように思います。
でもこれってつまらなくないですか?!
私はピアノを教えていますが、
ピアノの先生と知ってくれているのは本当にうれしいですが、
その型に入れられたままだと
ちょっと残念です。
贅沢をいわせてもらえるなら、そこに
「サハラ砂漠で雨にあった人」っだったり、
「本屋さんめぐりが好きな人」など、
私の経験や私らしさにまつわることを
知ってくれているととてもうれしいです。
海外に行くと、
知り合った人に年齢や既婚かどうかなどは聞かず、
今ここにいる、私とあなたの今考えていることが話題になります。
これは大きな開放感です。
私が何者でも関係なく、でもしっかり興味を持って
関わってくれているなぁとうれしくなり、
お互いに心がオープンになります。
短い時間の中で、
どんな人だったかがとても印象に残ります。
以前、うちの実家にホームステイに来たイギリス人が、
当時67才の私の父に最初にした質問が、
「あなたの夢は何ですか?」
でした。笑
父はそんな質問をされたのは何十年ぶり?だったようで、
ビックリして答えに詰まっていました。笑
うんうん唸って絞り出した答えが、
「ゴ、ゴルフ・・・。」
だったのですが、
あとでコッソリそのイギリス人が私に、
「あれは彼の本当の夢じゃないように思う。」
と言ってました。
それで、”ああ、冗談じゃなく本気で質問していたんだな”と思い、
”初対面でこの質問かぁ!日本人にはないな~”と印象に残りました。
なかなか日本でいきなりその質問をしても、
本音の答えは返ってこないかもしれませんが、
せっかくの一期一会の出会いの機会、
私もそんな風に人と関わりたいなぁと思いました。
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過去のブログから今日のおすすめ
「ありったけの自分」
http://ameblo.jp/spring-new-moon1/entry-11755780871.html
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