学生の頃出会い、それ以来人生で色んなことが起こるたび
ふと見かけたり、また読みたくなったりする本があります。
それは星野富弘さんの詩集です。
心に響く詩がいくつもありますが、
ある詩が日常の中でよく思い出されます。
『むらさきつゆくさ』
二番目に言いたいことしか
人には言えない
一番言いたいことが
言えないもどかしさに耐えられないから
絵を書くのかも知れない
うたをうたうのかも知れない
それが言えるような気がして
人が恋しいのかも知れない
本当にそうだなぁ…。
なぜ1番言いたい気持ちは口に出せないんだろう。
上手く伝えられる自信がなくて、
ちゃんとわかってもらえないような気がして、
つい1番言いたいことは心にしまいこみ、
違う話をしている自分がいる。
本当は苦しくて誰かに聞いてほしい時も…
みんなそんなことを思っているのかな。
友達や大好きな人たちも、そんな風に思っているのかな。
1番言いたいことを言ってもらえる人になりたい。
1番言いたい気持ちを聞いて
しっかり受け止められる私になりたい。