人生の先輩でもある
読書仲間から譲っていただいた本

異邦人 / アルベール・カミュ / 新潮文庫


ネタバレにならないよう注意して書きますが

先入観なしに本書を読みたい方は

ここから先は読まないでくださいね


結末がわかっている代表作なので
物語は淡々と進みながらも
読んでいて気持ちが重くなっていきました悲しい

カミュの著作は「不条理」という概念で
特徴付けられているそうです

恥ずかしながら私はこの年齢まで
「不条理」について深く考えたことがなくて
この小説を読み解くのも難しかったです

しかし「不条理とは?」と
考えてみたくなるきっかけになりました

カミュの他の作品も
続けて読んでいこうと思います

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この本を譲ってくださった方は80代
断捨離をされているそうです
定価¥280今の文庫の半額以下ですね
税込とか税抜とかの表示もない

今80代の読書仲間がこの本を
初めて手にしたのは何十年も前なのでしょう

今もなお乙女のような雰囲気の方です
当時も夢見る瞳で読書をされていたのかなと
そんな想像をして私も乙女になる一冊でした