昨夜読み終えました

ホワイト・ティース(下)

ゼイティー・スミス 著 / 中公文庫


以前にご紹介した本の下巻です
上巻の読書記録


上巻はアーチーの自殺未遂から始まり

妻クララとの出逢いそして結婚が

運命的だけれど軽やかに描かれています


アーチーの親友サマードは敬虔なイスラム教徒

妻アルサナは強情な夫に呆れつつも

自分なりの信念のもとに家庭を支えます


下巻では

アーチー&クララの娘アイリーと

サマード&アルサナのミラトとマジド(双子)


ティーンズに成長したこれらの人物たちの

思考や行動がストーリーを展開していきます



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移民家族

イスラム原理主義者

エホバの証人

動物愛護主義者

遺伝子工学者

園芸家


様々な文化や思考がカオスを生み出す

読み応えのあるまさに「非喜劇」でした




ラストシーンで

「もう一度最初から読み直したい!」

と思った一冊…ほっこり


読み流してしまった箇所を

じっくり理解したいと思っています