今日読み終えた本
ウナノハテノガタ / 大森兄弟 / 中公文庫
「息をしなくなったら魚に変わる」
そう信じている海の民「イソベリ」は
「死」の意味を知らない
災いをおさめるために
生贄を燃やす山の民「ヤマノベ」は
「死」を弔うことを知っている
二つの部族の交わりから
物語は不穏に進んでいきます
なかなかなグロさも入り混じる中
個々の登場人物の苦しみや悲しみが
主人公「オト」の五感で表現されています
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この小説を読むきっかけになったのは
こちら シーソーモンスター
伊坂幸太郎 / 中公文庫
伊坂ファンの私は
書店に行けば必ず著書を手に取ります
「嫁姑バトル」なんて
伊坂さんには珍しいテーマだな
でも面白そうだな…と購入
さて読み始めようとページを捲ると…
伊坂さんの呼びかけプロジェクト
8人の作家が共通のルールを決めて
同時に小説を書き始める試みだとか 

順番って何の順だろう?
時系列?刊行順?と思いながらも
私は時系列で読むことにしました
というわけで
「シーソーモンスター」はいったん脇に置き
「ウナノハテノガタ」を購入した次第です
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大森兄弟さんの小説は
初めて読みました
プロジェクトにとらわれない
彼ら(実際兄弟で執筆されています)の
他の作品も読んでみたいなと思っています