かんるい
と言えば普通は「感涙」
という字を使いますね 

甥の
中学校生活最後の運動会で
私も「感涙」したことはお伝えしました 

が その前には
こんな出来事もあったのです 

プログラムの最初の方の競技で
男子生徒たちが
元気に走って入場してきました 

「 イチ ニ ! イチ ニ ! 」
声変わりしたばかりの声の中に
甥の姿をを見つけたのです 

そのハツラツとした姿 
眩しいような笑顔 

スゴい!
あの子がこんなに運動会を
楽しんでいるなんて!

すぐに私の目には
感動の涙が溢れてきました 

握りしめた手をしっかり胸に当てて
しばらく涙を流していた私でした

… ふと お願い
ん? あれ?この学年ってさ
2年生だよね?

何で3年生の甥が
この列の中に? 

そう思って
よーく よーーくよーーーく見たら 
甥によく似た別の子でした 

名も知らぬ よその子どもを見て 
感動の涙いえ 勘違いの涙を
流していたのでした  

感涙 → 勘涙 


でも 
勝手に親近感を持ってしまい
結局は最後まで そのお子さんを
心の中で応援してしまいましたとさ