私の職場は託児ではなくて
親子で遊びにくる施設です
お昼ご飯やお三時を施設で食べる場合
それぞれのご家族で
お弁当やおやつを用意して来られます
いつも遊びに来てくれる
2歳のSちゃん (男の子)は
お話も上手だし思いやりも成長中
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先日のこと
Sちゃんは施設に来る前に
マシュマロを買ったのだそうです
これまでマシュマロは
食べたことがないとのことで
いつも以上にお三時が楽しみな様子
私
が
が 「 Sちゃん マシュマロ持って来たの? 」
と訊くと Sちゃん
が言います
が言います 「 うん 持って来たよ
先生も食べていいの 」
私
は
は 「 先生も食べていいの?
わぁ 嬉しいなぁ 」
とSちゃん の 頭を撫でました
もちろん
本当にマシュマロをもらおうと
思っていた訳ではないんですよ
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さて
おやつの時間が終わって
楽しそうに遊んでいた
ちゃん
ちゃん
「 マシュマロおいしかった? 」
「 うん おいしかった 」ここで
ハッとした顔で
ハッとした顔で
「 先生も食べたかった? 」
「 うん そうだね 食べたいな 」悲しそうに顔を伏せて
「 食べちゃった… 」
という
ちゃん
ちゃん 2歳にして
なんという感受性 思いやり 

と感嘆しつつ
「 いいの いいの
ちゃんのおやつだもの おいしくて良かったね
先生は 自分で買うから大丈夫!」
という私の顔をしっかり見据えて
「 買って帰ってね 」
という
ちゃんでした
ちゃんでした こんな小さな子が
すごくないですか?
相手を思いやる気持ち 

こどもの心は侮れません 

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いつも職場でこどもたちが
お菓子の話をするのを聞くとき
私は大抵お腹が空いているので
「 よし!マシュマロ買って帰ろう」
「 うん!グミ買って帰るぞ! 」
「 久しぶりに『おっとっと』食べるかね 」
なんて決心をするのですが
さて仕事帰りにスーパーに寄ると
ビールとかワインとか買っちゃうのね 

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そんな訳で
Sちゃん ごめんね 

不良の先生は その日も
マシュマロではなくて
秋味を買って帰ったんだ
いつの間にか秋のお知らせ 
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私 本当にマシュマロも好きなんです
大好きなマシュマロがあります
今度記事にしますね 




