児童書専門店で見つけた本
「 あたし おねえちゃんなの 」
作 こが ようこ
絵 スティーナ・ヴィルセン
( クレヨンハウス出版 )
双子のおねえちゃんになった女の子と
その家族のお話
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私自身は
3歳年上の兄がいる「下の子」です
こどもの頃は 下の子なりに
「 アルバムはお兄ちゃんの方が多い! 」
「 私も妹や弟が欲しい!」
そんな言い分を生意気に叫んでいました
それでもうちは 男と女の兄妹ですが
これが同性の場合は
「 お洋服はおねえちゃんのお古ばかり!」
なんてのもよく聞きますよね 

そんな私も成人してから
幼稚園の先生を18年して
今は育児支援の仕事をしています
ついに自身の子育ては
経験せずにきましたが
たくさんのこどもと保護者の方々と
接する機会をいただきました
その中で
1歳 2歳 3歳で
おにいちゃんおねえちゃんになり
まだ甘えたいさかりのこどもが
ママが赤ちゃんのお世話を始め
どれほど淋しい思いをしているか
健気に我慢をしているか
そして
淋しい思いをさせているとわかっていて
思うようにフォローする余裕がなくて
ママたちがどれほど切ない思いでいるのか
日々 学ばせていただいています
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絵本の帯のメッセージ
「 弟や妹が生まれてくる
『おねえちゃん』のために
絵本でエールを!
「『ずっとおねえちゃん』への感謝をこめて
絵本でプレゼント!」
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この記事を読んで
もし辛くなった方がいらっしゃったら
お詫びを申し上げます
ご自身が上の子として育った方
ごきょうだいを子育て中の方
私 もちろん
おにいちゃんおねえちゃんが
可哀想と言っている訳ではないのです
下の子っていうのは何だかんだ言って
おにいちゃんやおねえちゃんのことが
大好きなのですよ
私もそうです
幼い頃は兄の後を追いかけて
今も心の中では大切な大切な存在です
間もなく50歳になる今だって
弟や妹がいる方を
羨ましく思うことだってあります
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私は職業柄 涙しちゃいましたが
この絵本が可愛らしく
ほのぼのしているのも本当です
ひとりでも多くの方に
この絵本を知っていただきたくて
今日の記事にしました
とっても素敵な絵本です 

40数年前の兄と私