
昨日 家の近所の図書館に行きました
この図書館の植込みには
フユザクラが植わっています
お花にピントが合わなくて…
でも 窓を見てみて 

墨田区のランドマークが ちょっとだけ
写り込んでいるの わかりますか 

昨日作ってもらった 図書カードにも
描かれていますよ 

図書カードと言えば こどもの頃の
こんな思い出があるのです
小学校3年生のときに 社会科見学で
学校から一番近い図書館に
クラスのごと 別の日に行きました
隣のクラスが見学に行った翌日
そのクラスの男子たちに 私
「 おまえ 図書館に本を返せよ~
」

ってからかわれたのですよ
ちゃんと返しているのに …
男子たちの話によると
図書館の女性職員の方が
あるこどもの図書カードを見せて
記載されている名前も告げて
「 この人はまだ本を返していません
皆さんは 必ず期限内に返しましょう 」
とお話ししたらしいんです
「 貸出期限は守りましょう 」
と伝えたかったのでしょう
たまたま手にしたのが
私の図書カードだったのか または
同姓同名の人のカードだったのか 

それでも 私はこどもでしたから
重く受け止めず 家に帰ってから
母に この出来事を話しただけでした
そして さらに その翌日の朝
「 お隣のクラスの先生に渡してね 」
と 母が私に預けた白い封筒
「 何が書いてあるのかな ? 」
なんてことも考えず
登校時に校門でお会いした先生に
「 おかあさんからです 」
と 手紙を渡した訳です
休憩時間に 先生が私のところにきて
「 お母さんからのお手紙読んだわ
先生のクラスの皆には ちゃんと
あなたが 本を返していることを
お話ししたからね 」
ごめんね~ と言ってくださった先生
でも もちろん この件は
先生のせいでも男子たちのせいでも
ないのですが 

しかも この時点でも まだ私は
何がどうなったのか ピンとこず
( 鈍ッ
)

やっと あぁ あの手紙は 母が先生に
「 うちの子は 本を返していることを
先生のクラスの皆に お話しして
いただけないでしょうか 」
とお願いするものだったのだと
何年かあとに 思い当たりました
それを母に確かめたときは
私もモノが解る年齢でしたから 母は
あのときは 図書館にも電話したのだと
教えてくれました
母のことですから
怒鳴ったり罵声を浴びせたりは
しなかったでしょう
「 うちの子が こんなふうに
言われてしまったのですよ 」
と丁寧に説明したのだと思います
でも電話対応してくれた
年配の職員の方が とても悪がって
その場で 電話のそばにいたらしい
件の女性職員に
「 お子さんの個人名を出したりしては
いけないじゃないか 」
と お話ししてくれていたそうです
今と違って 個人情報の扱いについて
簡単だった時代ですから
その女性職員の方にもお気の毒でした
普段 他人に厳しくない母が
そこはきっちりと片を付けた
この出来事
こどもの誇りを守りたい
深い親心だったのでしょうね
こどもの頃 親に守ってもらった誇り
いつまでもなくさずに 大切に
持ち続けたいと思います 

Candyからの投稿