不思議な1日を過ごしました。


母の誕生日前日、

どうしても少し遠くにある、

ショッピングモールまで、

自転車で行かねばならない、

衝動に駆られました。


その衝動は、

2〜3日前からあり、

買う物もないので、

打ち消していました。


でも、その日は打ち消すことができず、

とりあえず自転車で出かけて、

あとは気分に任せようと思いました。


自転車で走り出して、少しすると、

突然、母のことが思い浮かんで、

涙が止まらなくなりました。


病院に行かなくちゃ


母がずっとお世話になっていた病院は、

ショッピングモールの方向にあります。

長期療養型ではないので、

旅立つ4ヶ月前に転院するまでの5年間、

通院、たまに短期入院をしたり、

深いお付き合いのあった、

思い出のある病院です。


去年の今頃も自転車で病院まで、

着替えを届けて、洗濯物を受け取ったり、

誕生日はバスでケーキを届けていました。


涙が溢れて止まらないまま、

病院の前に到着して、

弟が駐車場から病院まで、

母をのせた車椅子を押している姿が

フラッシュバックした瞬間にわかりました。


そっか、母は迎えにくるのを

ずっと待っていたんだ。


気付いたとき、背中がふっと温かくなりました。

母だとわかりました。


そこから、まだ不思議な出来事が続きます。