今日の母は、ずっと「正気」でした。

お世話になった美容院のママさんにも、自らホームに行くことを話して挨拶も済ませていました。
30分かけて、ゆっくりですが歩いて帰宅することができました。

帰宅してからも、ホームでの食事のこととか、暇つぶしの編み物のこととか、寝具のことや携帯電話のことまで、あれこれと話をしていました。

そんな母を見ていると、せつない気持ちになりました。

と同時に「ぶれてはいけない」とも思いました。

認知症が強く出ているときの母と、今日のように比較的「正気」な母と、振れ幅が大きいために振り回されそうになりますけど、ぶれてはいけないんです。

ついつい「正気」の状態に喜んで合わせてしまいそうになりましたが、すぐに「それではいけないんだ」と思ったのです。

常に同じ私でいることが大事なんじゃないかと。

まだまだだなあ。
ついセンチメンタルになってしまう。

ふんどしを締めなおして、明日の荷造りに備えます。