母さんが大好きな実弟と甥っ子がいても、正気を保てなかったことが、自分自身で思っていたよりもショックが大きかったみたいです。

「お金返して!」

と、鬼の形相で右手をズンッと出されたときは、本当に背筋が凍りました。何気なくテーブルを片付けて、キッチンでグラスを洗っていたら、手元が狂ってしまい、割ってしまいましたもん。

動揺していましたね。

だんだん、私の命の危険も考えていかなくてはならないかも。衝動的になったら、何をするか本人にもわからないだろうから。

実弟がホームの近くの脳神経外科を探してくれていました。もしかしたら、ホームより先に病院に入院させてもらって、検査して投薬して、経過観察をして、それからホームのほうが良いような気がします。

認知症は私が思っていたよりも進行が速いのかな。
転げおちるように、ひどくなっている。
去年の夏は、二人で散歩がてら買い物をしていたのが夢のようです。