2024年9月26日に発売されたゲーム【燃えよ! 乙女道士 ~華遊恋語~】のフルコンプ感想です。

 

個人的にはすごく楽しめました!

軽めの明るい作品が好きなら、ぜひーニコニコ

 

 

注意ネタバレ有りの部分の前に注意書きはしますが、公式サイトなどで公表されている内容はネタバレとして扱いませんので、ご注意ください注意

 

 

【燃えよ! 乙女道士 ~華遊恋語~】フルコンプ感想

◆システム面◆

目パチ、口パク 無し

デフォルト名呼び 有り。

ステータス(愛情/恋情)確認表示機能 有り。

愛キャッチ 無し。

選択肢ジャンプ 有り。

既読スキップは速いですが、選択肢ジャンプは遅いです。

クイックセーブ、クイックロード有り。

フローチャート無し。

チャプターセレクト有り。

 

私はフルコンプまで25時間くらいでした。共通は短め。2週目から共通はスキップ可能で、キャラ選択画面まで飛べます。1ルートだけだと長すぎず短すぎずかな?って思ったんですが、全体でみると少しボリュームが少ないと感じる人もいるかも。

私の場合、直前にプレイしてたマイナインが60時間かかり、逆にハナカレは15時間くらいでフルコンプ出来ていて、中間くらいだったので特に気にならなかったです。

 

フォントは読みやすかったです。

会話ウインドウの位置が固定ではなく、キャラクターの立ち絵の位置に合わせて表示されます。

漫画の演出があるので、それと同じ雰囲気を表現したのかな?と思いました。慣れましたが、会話ウィンドウの位置は固定で良かったかも。

 

◆CG◆

スチルはハオランのみ10枚、その他のキャラは9枚、+差分、幕間イラスト(ちびキャライラスト・フルカラーではなく4色カラーみたいな塗り方)が各ルート4枚ずつ、ウロルートのみ3枚+コンプリートCG1枚。漫画が各キャラ3シーン+共通で1シーン。

スチルだけだと少ないと感じるかもしれませんが、幕間イラストと漫画もあって私は大満足ー!

 

漫画は白黒ですが、すごく良かったです。

戦い等の動きのあるシーンで使われるのはもちろん、きゅん飛び出すハートなシーンで使われる漫画演出もとても良かったですニコニコ今後の作品でもぜひやって欲しい!!

幕間のイラストはちびキャラですが、ストーリー中のシーンが描かれていて楽しかった!

 

スチルも漫画もイラストが本当に綺麗!原画担当は猫井アユさん。メインで担当されるのは初でしょうか?オトメイト作品で今までにもお名前を見かけたことがあるような気がする。綺麗なだけじゃなくて、構図とか人体のバランスもいいなぁって思ったので、またメインで担当して欲しいです飛び出すハート

 

◆音楽◆

ED曲の「君にだけウォーアイニー」、クセになるー!

かわいくて曲調もこの作品にすごく合ってると思います。何回も聞きたい!

OP曲も明るくていい曲なんですが、OP曲とED曲は雰囲気的に逆の方が合うかも?と思いました。

 

◆キャラ&ストーリー◆

攻略キャラは5人。最初は4人+隠しっぽい扱いだったんですが、公式Xで発売前から5人目の攻略キャラとして発表されていますので隠し扱いしていません。

 

攻略制限はロンレイとウロ。

ハオラン、シャオウ、ユーハンの3人をクリア後にロンレイルート解放、ロンレイクリア後にウロルートが解放されます。

 

ロンレイルートクリア後に「ウロルートが開放されました」と表示が出ますが、キャラ選択画面にウロは追加されないので、わかりにくいかも。(ウロルート分岐ヒント→)ウロは確かここまでで1ルートにしか登場していないはずなので、その登場したルートをもう一度選んでください。進めていくと途中に選択肢が増えていてウロルートに分岐します。(←反転ココまで)

 

各キャラEDは2種類。愛情EDと恋情ED。バッドエンドは無い……と公式さんが言ってたと思います……にっこり

まぁ一応そうか…な?

 

愛情EDは攻略対象から、恋情EDはヒロインから想いを伝えるEDです。恋情EDが可愛くてね、いい。シュンリンなら自分から言っちゃうよね!って思いましたし。

 

プレイ前の推し予想はハオランでした。

クリア後は予想通りのハオランと意外にロンレイも刺さった!お兄さんハオラン良かったし、ロンレイはそうなっちゃうんだーでもそうかもーたのしーいってなりました笑。

 

他のキャラも良かったです。ユーハンはかわいい、バーカ!もユーハンなら許せるw、シャオウは天然で優しくて強い、ウロは恥ずかしげなく何でも素直に言えるのがいいです。乙女道士、攻略対象のCV起用がすごく合ってて良かったなぁ。

ハオランの坂田将吾さんとユーハンの浦和希さんは初攻略対象?かな?お二人ともまた乙女ゲームにも出て欲しいですにっこり

 

主人公のシュンリンは【恋に憧れている】女の子、ということを知ったうえでスタートするいいと思います。年齢相応で可愛いし、行動派で意外と鋭い。

サブキャラのミーミかわいいパンダし、超有能パンダ

あとおじいちゃんがだいすきー!!おじいちゃんの声、ワンワン(チョーさん)なのも個人的にはツボでしたビーグルしっぽビーグルあたま

シユもいいキャラしてますね。ネタバレしかないので何も言えないけど。イーミンさんも好き。

 

テキスト面はラブ「コメ」感を出そうとしてる部分で、たまにおお?と思う部分もあったけど、私はそういうテイストかーってくらいで大丈夫でした。このへんは合う合わないがあるかもしれないです。

 

基本的にはサクサク進むので、あっさりと感じる人もいるかも。私はこれくらいのスピード感で良かったと思いました。そういう作品なんだと思う。

キョンシーや道士に関しては詳しくないので作中での説明を素直に受け入れました。詳しい方から見るとどうなのかは分からないです。

 

公式からの推奨攻略順は、ユーハンorシャオウ→ハオラン→ロンレイ→ウロ とのことでした。

後半2人は攻略制限有りで固定なので、迷うとしたら前半の3人なのですが、一番最初はユーハンが分かりやすいかなって気はします。

私はユーハン→シャオウ→ハオラン→ロンレイ→ウロの順でした。

 

下矢印以下ネタバレ有りの感想です注意

 

 

 

 

個別ルートの攻略順で感想を書いていきます。

 

①ユーハン

ユーハンくんはかわいかったです。好きな子にバカバカ言っちゃうところは第三者視点で見てると楽しいけど、実際自分が言われたらちょっとムカつきそうです。シュンリンが気づいてくれる子で良かった。ユーハンのバカには愛情が含まれていると笑。

ストーリー全体としては、序盤でセイセツが怪しいよって言って、そのままセイセツが(このルートでは)悪役だったので緊張感が無かったというかゆるーっとした感じだったのは残念だったかな。

でもユーハンはかわいい!!!

愛情EDも恋情EDもシュンリンに押され気味なユーハンが良かったです。

 

②シャオウ

唯一、シュンリンと過去に何にも繋がりが無いキャラ。他の4人が運命男枠を競い合っている中、何もない。逆に運命男なのかも笑

過去の思い出が無いわりに恋愛に進展するのは早いのかも?恋に憧れている女の子が男性と二人で逃亡劇と来れば、ちょっとしたきっかけで恋に落ちるのは納得できるかな?とは思いました。

シャオウの過去はなかなかに悲惨で、話の展開としては良かったと思うんですが、シャオウの母のキョンシー化の設定がよくわかんなくて、元に戻せない、成仏するしかない?みたいな感じだったと思ったら、元に戻せる!ってなっててあれ?ってなった(何か見逃してるかも)

20年間事件を追ってたわりに決定的な証拠をシュンリンがすぐ見つけるのもちょっとあっさりしすぎてたかも?

愛情EDはシャオウが出てこなーいと思ったら、ここで漫画使うとかー!そして漫画からのスチル―!!いいねいいねニコニコこういう演出楽しい。

恋情EDの手のつなぐのやりとりが良い!!シュンリンから求婚しちゃうのもすごくいい流れだなぁと思いました。

 

③ハオラン

これまでのルートも重い展開はあったけど、ハオランルートはこの作品でここまで追いつめられる展開あるんだ?とびっくりでした。バッドエンドは無いと分かっていても、乙女ゲームだと、ほら死んでもある意味幸せみたいな?来ちゃうー?って思ったけど大丈夫だった笑

イーミン、いいキャラだなーと思ってたので、ハオランルートでやっとイーミンの活躍が見られて良かった。まさか暗殺者をやっていらしたとは思いませんでしたが。

お兄さんぶってたハオランの気持ちを気づかせようとする、ユーハンくんよ……。本当はきみもシュンリンを好きなくせに、二人の距離が近いと気付いてハオランルートだとちょっと大人になるユーハンくんをみてきゅん……。いいこだわ、ほんと。

ハオラン自体は、もう共通ルートから好きだったから(私が)。髪飾り買ってくれるところとかからもうね、お兄さんぶってるところも自覚してあたふたしちゃうとこも好きにっこり飛び出すハート

愛情EDでタイトル回収するところもすきだった。大会がちゃんと決勝まで行われたのも良かったし、シユの最期もハオラン愛情EDが好きだったかも。

 

④ロンレイ

なんか、裏切りそうって思ってたの笑

そしたらそっちかぁぁって笑

ロンレイは執着しちゃう監禁系かぁ!

とはいえそこは乙女道士、バッドエンドは無い(はずな)のでほどよい監禁でしたねー。(ほどよい監禁)

ほどよい執着っぷりで楽しかったです。(ほどよい執着)

ユーハンは小さい時の約束あるし、ハオランも一緒に兄妹のように過ごしてきた思い出が有り、タイトル回収ありだったのに、ここにきてロンレイもシユを通してのまさかの運命男枠で楽しかったー。

と思ってたら恋情EDよ笑

一回暗転して終わったと思わせてからの続きよ!

バッドエンドはないって言ってたのに笑

まぁ乙女道士の作風に合ってる軽めの闇を感じさせるくらいで、良かったと思います。

私はめちゃくちゃ好きです笑。たのしー!!

 

⑤ウロ

すでに運命かもしれない男が3人くらいいるんですけど、4人目の運命男。珍しいですよね、ここまで思い出のある男たちがでてくるのは。

ウロルートのストーリーは国王が異常。自分の権力を保つためにしてもちょっと異常すぎ、こんな命令だしたら流石に革命起こそうぜ、国民。ヨキはただひたすらにかわいそう。ただやっちゃってることはやっちゃってるからなぁ。

シュンリンがウロを一人で運べてたり、刺されてたはずのウロがすぐ動けるようになったり、ツッコミどころも多々あるけど、ウロ自体は恥ずかしげもなく、好意をたれ流せるところとかは好きです笑。愛情EDで2回目のタイトル回収が来たのも好きでした。あーそっちが残ってた―笑

 

全体的なプレイ時間のボリュームで言うともう1ルートくらいあっても良かったのかな?とも思うけど、ヨキは幼少期から分岐しないと闇だしなー

幼少期から分岐するとウロルートと整合性とれなくなるのでパラレルワールドになっちゃうしなーとか。シユは赤ちゃんの時に出会ってるし50歳以上離れているのでシュンリンとの恋愛は私的には無理なんだよなーとか、考えちゃって結局今のままでいいのかもしれない。

 

ちょっと気になったことは「女性として」みたいなワードが多かったこと。乙女ゲームなので異性愛を描くのは正解なのですが、わざわざ「女性として」好きになりたいみたいな言葉を入れてくるのが多くて個人的にはちょっとひっかかりました。恋愛感情の芽生えだよ!ってことを伝えたいなら別の言葉でもいいかなって。

「女性」だから好きになるってより、「シュンリン」を好きになったということを感じたかったのかもしれないです。

 

 

 

 

 

上矢印ネタバレはここまで上矢印

 

若干ツッコみ部分もありつつ、(それは毎回なのですが、)私は結構たのしかったです。

 

この作品は重い展開はあるけど、全体的にはバッドエンド無しの明るい雰囲気の作品で、ボリュームも軽めです。

私はハオランとロンレイが思った以上に刺さっちゃったので楽しかった飛び出すハート

 

 

私はXの「乙女道誌のイラストがすごい」って言うご意見を見て、後追いスイボを購入してしまったんですよ。

これは本当に良かった。SSも良かった。

だから私にとってはスイボありがとう、です……。

 

ステラ小冊子のハオランとロンレイもすごく良かった飛び出すハート後方恋人面のCDも面白かった!ウロの「それは……素晴らしいね!」の言い方がすごく好きで……小林さん、ありがとうございますにっこり

 

というわけで結局のところ、いつも言ってる通り、乙女ゲームは自分に合うか、合わないかだと思います。

人気作だから面白いんじゃないんだよ、自分が楽しいから面白いんだよニコニコわたし人気作品でも面白くないって思ってる作品たくさんある。大きな声では言えないけど。

 

自分が好きな作品を見つけよう!!

 

最後まで読んでくださり、ありがとうございました!