2020年5月28日発売の【DAIROKU:AYAKASHIMORI】(ダイロク アヤカシモリ)のネタバレ無し感想です♪
この通常版のパッケージ絵がすっごく好きです♪
ルート別の感想はネタバレ有りだったので、今回はネタバレ無しで書いてみようかと思います。
一応ネタバレ無しのつもりなのですが、余計な情報を入れずにプレイしたい方はご注意下さい
◆ストーリー◆
就職活動で国家公務員試験を受けていた主人公には、妖怪や幽霊などの他の人には見えないモノが見える能力があった。
その能力を見込まれて採用された部署は政府直轄特殊庁第六特別対策室 通称、妖守(アヤカシモリ)だった--
という感じで始まります。
妖(あやかし)の住む異世界サクラタニで、妖たちや同僚(人間)たちと心を繋ぐ物語です。
◆キャラクター◆
メインキャラクターもサブキャラクターも本当にとっても魅力的です
攻略対象は人間1人、妖4人。
攻略対象の中で唯一人間の瀬見 季継(せみ ときつぐ)。
主人公の直属の上司。糸目。26歳。妖守として超優秀。部下をからかうのが趣味じゃないか?というくらいからってくる。ちょっと胡散臭い。けど頼りになる上司。
この瀬見季継という男がですね、やばいです(語彙力)
乙女ゲームはちょこちょこプレイしていますが……今までで一番好きなキャラかもしれない。糸目にこの性格に、CV豊永利行さんを合わせた人、天才。セリフが「……」としか表示されないところにも豊永さんの演技が光っている。瀬見季継を生み出してくれてありがとうございますって言いたい。ここぞという時に開眼するので、その威力がすごい。
あとの攻略対象は妖なので年齢差がすごい。
悪虂王(あくろおう)、1266歳。鬼なので見た目がちょっと厳ついんですけど、サクラタニの良心。鈴木達央さんの声がめちゃくちゃ優しい。ちょっと天然で可愛いところもあるよ!
白月(しらつき)、734歳。本人(狐)も言ってますがイケメン。なのにしゃべり口調がお爺ちゃん。たまに素でしゃべると櫻井孝宏ボイスということもあって本当のイケメンになる。この差がやばい(語彙力)
比良(ひら)、2500歳くらい。天狗。とにかく面倒くさがり。すべてが面倒くさい。最初は表情もあまりなく、セリフも「………………」が多すぎてうっかりボタンを押してしまい音声を聞き逃しそうになる。仲良くなるまではちょっと待ってあげてください!仲良くなったら早めにしゃべってくれます、多分!
湫(しゅう)、2300歳くらい。比良のつぎに長寿なんですが、中2かな?って思う部分があります(笑)最初はツンツンしてるんですが、だんだん可愛くなります!めちゃくちゃ可愛いです!
他のサブキャラもめちゃくちゃ魅力的なのですが、全員挙げると長くなるので、公式サイト
でご確認ください
◆システム◆
スキップは早いと思います。シーンジャンプ機能もあるので快適!
なのですが、シーンジャンプ機能は気づきにくいかもしれない。
ZRボタン+▼です。あとMENUからOPTION画面を開いて「Y」ボタンを押すと操作ガイドが表示されます。
セリフを早く表示させたい時は音声同期をOFFに!オートモードで音声が途切れちゃう時は音声同期をONにしてみてくださいね!
ちゃんと機能は入っているのに気付きにくかったりするので、もったいないなぁ。公式サイトにも操作ガイドを掲載してくれたらいいのになって思いました。
FLOW CHARTは私は分かりやすくて好きでした。慣れればどこで分岐するのかもすぐ分かりますし。1周目をクリアするとタイトル画面からもCHAPTER SELECT機能が使用出来るようになって、好きな場所から好感度の高低も選択してはじめられます。
これは攻略にも便利だけど、クリア後も好きなシーンをすぐ見られるのが良いなと思いました。
DICTIONARYがちょっと使いづらいかな。MENU画面を開いて見ないといけないし、未読の語彙を調べるといちいちシステムセーブしましたって出るのもちょっと気になる。
戦闘パートがありますが、超簡単なので大丈夫です。
戦闘パートを入れたかった理由は何となくわかるんですが……なくても良かったかも。
多分、製作期間と予算に余裕があれば戦闘立ち絵と戦闘パートがもっと生きた気がする!ちょっともったいないって思う部分でした。
◆シナリオ◆
各キャラ恋愛、悲恋、友情の3種類のENDがあります。それと大団円というルートもあります。
共通が3章+個別6章(恋愛ENDの場合)ですが、共通ルートにも個別のシナリオがあります。
共通ルートでは各キャラとのわちゃわちゃ感が楽しい!その中に個別の話もあって、少しずつ信頼を深めていく感じです。キャラ同士の会話のテンポが良くて楽しかったです。
本当にじわじわと関係が進んでいきます。個別ルートに入ってもすぐ恋愛モード!というわけではないのが個人的には良かった。急に好き!とかではなく、お互いの信頼を深めていく感じていくなのかなと思いました。
基本的には異世界サクラタニは殺傷が出来ない設定なので、ものすごく刺激的な大事件が起きるわけではないけど、それぞれのキャラの内面に関わる問題が起こって……3つのENDに分岐していきます。
異世界で心を繋いだ先にあるのは友情か、恋愛感情なのか。恋愛感情であれば、相手をどこまで信頼できているかで幸せな恋愛になるか悲恋になるか。
そんな感じの3つのENDの違いかなと私は感じました。
基本的にはBAD ENDよりもハッピーエンド大好きな私ですが、ダイロクの悲恋ENDは刺さるものがありました……。
特に白月、悪虂王、比良の悲恋は、悲しいけど好き
刺さりました
エロはないけど恋愛ENDは甘さあります
私は瀬見季継の恋愛ENDに萌え転がりました
公式ブログでは、白月→比良→悪虂王→季継→湫→大団円の順に攻略するのがおすすめされているみたいです。
湫と季継ルートで大団円に繋がる内容が出てきて、湫ルートの方がその内容が分かりやすくなってるので、この順番だと思うのですが、内容的には湫→季継→大団円でもいいのかなと思います。
私は季継→白月→比良→湫→悪虂王→大団円の順でした。攻略制限がなかったので、一番気になってた季継さんから行きました。この順でも楽しめましたまぁ、こういう人もいるってことで(笑)
フローチャート機能が好きと書きましたが、シナリオ面ではそれがちょっと弊害になっている部分があるなぁと思います。
ちょっとストーリーがぶつ切りに感じる部分があるかも。エピソードとエピソードの間の繋がりをもう少し上手く繋げて欲しかった。
◆音楽◆
豊永さんが歌うOP曲とED曲が最高です。
今までプレイした乙女ゲームの中で一番好きかも。
「妖言」も「サクラノタヨリ」もめちゃくちゃ良いです
OPムービーが公開されているので、聞いてみてください。私はOP曲で落ちました。
音楽は全体的に和風なイメージ。
ダイロクの雰囲気に良く合っていると思います♪
◆まとめ◆
個人的には瀬見季継に萌え転がったし、好きなキャラを上げたらきりがないくらいキャラクターが良いし、珍しく悲しいENDも刺さったし。大好きな作品になりました
惜しいなぁって思う部分があるのも事実です。
それでも、私は好きです
どの作品にも言えることですが、良作と言われているものが自分に刺さるとは限らないし、他人の評価が悪くても自分には刺さることもあるので、気になるなって思ったらプレイしてみるのが一番だと思います