ひとりの | primary colors

ひとりの

二人できずいた思い出だけ

ポケットに詰め込んで歩いていくよ


何もかもが終わる今日が

来ることが怖かった


あの時流れた空気がとても美しくて

君が一番好きだったあの曲が今も聞こえてる


僕の胸の奥で


何もしてやれない僕が鏡の向こうで泣き出した

鏡に写らない君の顔が僕だけに見えてる


ごめんね ほんとはもう一度君の笑顔が見たかった

この胸いっぱいに広がる笑顔が僕を取り巻いた


もう君は僕がいなくても一人で歩き出せるね


二人寄り添って写した写真の僕だけが泣き出した


僕だけが泣き出した