午前2時
長い長い夢を見た
どこまでが夢でどこまでが現実なのか
わからない
それは決して止まない雨の様で・・
それはまるで明けない夜の様に・・
両手を差し伸べる程 君は遠ざかり
「行かないで」という程 私を残して雨の中に消える
私の知らない世界で君はあの子ときっと楽しく笑っているのだろう
そしてきっとこれからも・・
雨の中に私を残して 笑うのだろう
それは決して叶わない夢の様で・・
それはまるで音のない曲の様に・・
「人は一人じゃない」って言って欲しくて
「人は裏切られる為に人を信じるんじゃない」って言って欲しくて
必死で探して・・必死で求めて・・
泣きつかれた時 遠くで聞こえたんだ
それを頼りに 歩いて 走って・・・・・
・・ふと目を覚ますと雨は止んでいた
長い長い夢だった
君はいない