たまねぎ
「たまねぎなんか嫌いだよ…」
いっつもよけて食べていたら
君は決まって「おいしいよ」
って食べさせようとしてくる
かたくな~に拒んだら
「しょうがないな」と私の代わり
たまねぎたくさん食べてくれる
そんな君が大好きだよ
「たまねぎなんか嫌いだよ…」
そっと一人のランチでもつぶやいてみたけれど
食べてくれる人はいないから
君の代わりはいないから
ごちそうさまのその時に
こんもりお皿にたまねぎが…
君がいないとこんなにも
世界が違って見えるのんだね…
「食べなさい」と叱ってくれる人もいない
代わりに食べてくれる人もいない
たまねぎたまねぎ…