20年間、講師活動をしてきた中には
失敗もあり、驚きもあり、落ち込みもかなりあり
その反面、助けやありがたみや
その活動をしてきたからこそ得られるものもありました。
人前で仕事をするということは、その場では自分ひとりしかいなくて
すべて、自分で背負うこととなります。
受講してくださる方々も様々で
好意的な方ばかりではありません、きっと。
私はいつも恵まれているほうだと思っていますが。
34歳の頃、あるところでのニューヘア講習でご準備いただいたモデルさんの
髪の毛が、柔らかすぎてどうにもならないくらいだったとか
講習でかけたパーマの薬剤をアシスタントさんに付けていただいたら
1液と2液を間違えてしまったとか・・・
受講される方の、ひどい態度とか…
まあ、いろいろあるものです。
腹が立ったり、泣きたくなるような状況など
いくらでもあります。
でも、何があっても感情的にはならず対応していくということ
人前に立つ人には求められます。
とっさの時の態度、言葉には
その人が表れます。
「つい」と言われる方もいますが
普段が、そうなんですよ。
乱暴な言葉も、相手を見下す言葉も、年上を敬うことができない言葉も
自分の中にあるからでるだけ。
「講師だから」「インストラクターだから」ではなく
普通の人として、当たり前に接することの大切さを忘れてはいけないと思います。
感情的にならず、的確にお伝えするということが求められます。
理容の業界での講習では
受けてくださる方々はすべてプロです。
立派にサロンを経営し、自分より人生経験も豊富な方もたくさんいらっしゃいます。
様々な角度から、インストラクターや講師を見ます。
「どんなによい技術でも、この人からは習いたくない」とはっきりと言われる方もいます。
技術より、大切なことはたくさんあります。
偽りの謙遜は、直ちに見透かされます。
昨日のフロー塾では
新たにインストラクター科がスタートいたしました。
次回のフロー塾では、私も皆さまのご様子を
見させていただきます。
とても楽しみにしています。
よろしくお願い致します。