シェービングの際、お剃りしたうぶ毛と共にクリームを
使い捨てのペーパーに取りますが
私はエステベッドでの施術ですので
このように、お客様のお顔の左右に置かせていただきます。
その昔は、お客様の胸元に置かせていただくこともしていましたが
クリームを取るたびに、触れて気にされるだろうということと
失礼に思え
ワゴンに置いたり、と変更しました。
 
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 理容師になったばかりの頃
お客様の左胸には心臓があるから
このペーパーを左胸に置いてはいけないと教わりました。
その教えは、とても重く心に残り
何十年経っても、私は左胸に物を乗せたり
むやみに触ることはできません。
真偽はわかりませんが
勤務していたお店の先生から
カットをする時も、後ろをカットしてから
次に切るのは心臓と反対の右側から、と教わりました。
とても古くさい話ですが
そのことも、今でも身についています。
理容の仕事はシェービングも、国家試験はもちろんのこと昔から今でも、右側から剃ります。
きちんとした意味があってのことと思います。

刃物を扱う仕事というものは
それだけで、責任と重みがあります。
理容師はもっと、自分の仕事に誇りを持つべきとも思います。