少し前のお話しですが
エステの体験会のインストラクターをした際
体験に来てくださった方の中に
ある化粧品メーカーのエステサロンにお勤めの方がいました。
その方が実際にエステをされているのかはわからないので
エステティシャンとは言いませんが
私のことを理容師とは思っていらっしゃらず
エステ器械の会社のインストラクターと思っているようでした。
器械の会社の営業担当の男性が、その方に
「理容室で顔そりとかやらないんですか?」と聞かれました。
きっと良い形でお話しが盛り上がることを期待してのご配慮だったと思います。
ところが、そのエステサロンにお勤めの女性は
「顔そりなんてしたいと思わないですよ!肌によくないですから!」とのお返事。
営業担当の男性が「でも、メイクのノリが良くなるんじゃないですか?」と続けると
「メイクのノリにうぶ毛は関係ないです。関係するのは肌の肌理です」とのお言葉でした。
私はそこで言葉をはさみたかった気持ちを抑え
エステの体験の施術に入りました。
行いながら、「エステより、シェービングをしてきれいにしたい」という思いでした。
すべて終了してから、名刺をお渡しするタイミングに恵まれ
私が理容師であることをお伝えし
「ぜひ一度、お顔そりを体験していただきたいです」
「ご予約をお待ちしています」とお伝えしました。
自分たちが、どんなに良いものと思っていても
まだまだ伝わっていないのが現実です。
一人一人の理容師が、正しいシェービングをして
ご満足いただけること、喜んでいただくことが
まずは大切だと思います。
逆を言えば、お顔そりはまだまだ伸びしろもあり
この先が楽しみでもあります。
その後、ご予約をいただいていませんが
ぜひ、ご来店いただきたいと思っています。
本気でお待ちしております。