全国理容生活衛生同業組合連合会の取り組みで

全国の各都道府県の組合で開催されてきたBBシェービングマイスター認定講習会も

そろそろほとんどの会場での開催が終了となったようです。


長野県でも開催されました。

私も、参加を楽しみに張り切って講習会開催日時を前もってお伺いし

そのつもりで、スケジュールを入れていたところ

開催のご案内を手にしたときには、日程が変更されていて・・・

結局、出席することは叶いませんでした。


ですが、参加された方々から講習会の様子などをお聞きし

長野県だけでなく、様々な課題が残されていると感じました。


「筆記試験が難しかった」というご感想も多々耳にしましたが

「とても良い内容の試験だった」とのお声も聞いています。

本来ですと、全問正解でなければいけませんね。

きっと。

私たちは理容師ですから。



理容師は、なぜか美容師さんのカッコよさに憧れ

エステティシャンを羨望のまなざしで見ることをしますが

そうでしょうか?



どの職業にも、与えられた使命があり役割もあります。

そして、義務責任も発生します。


私たち理容師は、国家資格を持つ理容師として最低限果たさなければならない役目があり

そのひとつに「衛生管理」があると思います。


たとえば、シェービングの施術の際に使用するスチームタオルやスポンジ。

お客様お一人ごとに、きちんと洗剤で洗い

80℃以上で10分以上煮沸消毒をすることで、感染症の心配はなくなります。

煮沸ではなく、ホットウォーマーで温めるだけでは病原菌をなくすことはできません。

エステサロンは、ホットウォーマーを使用していますね。


スポンジは、煮沸消毒をすることはできませんから

それ以外の薬剤を用いて消毒をします。


それは、理容師としてお客様に対する最低限の安心だと思います。



新しい技術や、器械

見た目の良いもの、カッコイイことに目を奪われやすいですが

私は、それよりもっと大切なことがあると思っています。


そして、そんな私を理解してくださるお客様に選んでいただけたら嬉しいですし

そのようなお客様を大切にさせていただきたいです。


カットもして、カラーもパーマもできて

スキャルプケアや、リラクゼーションの施術も…

そして刃物も扱える理容師ってすごいと思います。

だから、理容師として

もっと学び、責任を果たせば

世の中から、もっと必要とされると思っています。