たまたま今日、テレビをつけていたら
長嶋茂雄さんと王貞治さんの対談をNHKでやっていました。
再放送だと思います。
現役選手でプレイしていた記憶は遠い昔で
その後に映像で観た姿しかあまり憶えていませんが
お二人が対談の中で交わす言葉には
「うん!うん!」と深く頷きたくなるものがあり
思わず姿勢を正して聴き入ってしまいました。
あまりにも、たくさん印象に残る言葉があり過ぎて
ほとんど覚えていない私の記憶力って、どうよ?という感じですが
その中で王さんが長嶋さんの存在について
「数字の上では近づけたり、抜くことができても
存在としては追いつけなかった」というようなことを言っていたことが
とても印象深かったです。
すごく良くわかります。
私たち理美容の世界でも「すごい!!!」と思う方はいます。
「一流」と思わせるような存在の方がいます。
バンバン売上をあげている、とかではなくて
派手に活動をしている、とかではなくて
仕事が上手、とかだけではなくて
とにかく、醸しだすものが違う方です。
その方と自分は何が違うのだろう・・・と思うとき
やっぱり「存在として追いつけない」そのような感覚がぴったりくるように思えます。
長嶋さん王さんお二人に共通していると感じたことは
自分以外の人のことを認める心があること。
自分以外の人の良いところを見て褒めることができること。
とても謙虚であるということ。
「一流」って、そういうことなのかとも思いました。
私も、一流にはなれないけれど
あのくらいの年齢になった頃
あんなふうに優しい笑顔で穏やかな気持ちで日々過ごせたらいいなぁと
思いました。
すべてを受け入れることができるような大きな人間になりたいです。