うちには3本のサスカトゥーンベリーの木があります。

 

サスカトゥーンベリーは Wikipedia によると別名ウエスタン・サービスベリーやウエスタン・ジューンベリーとも呼ばれているもので、カナダのプレーリー地方でもとからその地に自然に自生している(Native Tree)です(日本語だと自生種。実はブルーベリーっぽくて、先住民にもよく使われていました。ペースト状にしたものを乾燥させて、ドライフルーツとしてそのまま食べたり、シチューに入れたり、肉の保存にも使われたようです。

 

実の写真はこちらの記事にのせています。

ネイティブ種なだけあって、込み合った枝や特に高くなりすぎないように剪定するほかは特に手をかけてはいないのですが、毎年のようにたくさんの実をつけてくれます。

 

平均すると5-6kgの収穫といったところでしょうか。

 

友人知人が摘んで行って持って行ってくれることもありますが、それでも4-5kgはうちで消費することになります。

 

スコーンに入れたり

 

タルトにしたり

マフィンに入れたり

あとはそのままヨーグルトに入れるなどしていますが、DGもそのままでは食べないし、使うのが大変です。

 

そこで今回はジャムにすることにしました。

 

レシピというほどのものはないのですが、とりあえず忘備録として…。

【材料】

解凍したサスカトゥーンベリー

(冷凍保存しているので、前日に冷蔵庫に移動してゆっくりと解凍しました。ジップロックの大袋にいっぱいに入れて冷凍していましたが、平均して1袋が1.4kgくらいでした。今回は2袋使ったので3kgくらいでしょうか)

 

砂糖: ベリーの50%量(今回はグラニュー糖を使いましたが、三温糖でもいいかな、と思います)

 

レモン果汁:ベリー200-300gに対して大さじ1杯くらい

 

レモンの果汁も入れるしベリーを煮込むので、アルミは避けた方がよさそうです。ステンレス鍋を使いました。

 

【作り方】

1.解凍したベリーに50%量のグラニュー糖を混ぜて1時間以上置く。

 

2.レモンの果汁を加えて中火にかける。

果汁が出てきてベリーを覆うほどになったら火を止める。

 

3.半量を別の鍋に移動させて、ハンドブレンダーブレンダーをかける。荒めのザル(ステンレス製のザルを使いました)で濾して種を取る。果肉がなかなか通らなくて大変でしたが、できるだけ果肉がとれるようにしよう。

 

4.濾したものを中火にかける。煮立ったら弱火にして20分ほど煮る。20分経ったところで、とろみ具合をチェック。水に落としてチェックする方法がネットで紹介されていましたが、私は大さじ一杯くらいを小皿にとって冷蔵庫で10-15分くらい置いてチェックしました。

 

ここでとろみが足りない場合は更に煮るか、ペクチンをベリー全量に対して1%くらい加えても良いかと思います。完熟のベリーだと実のペクチン量が少ないようです。

 

5.別にとっておいたつぶしていない実を鍋に戻す。中火にして煮立ったら弱火にしてから15分煮る。

(粒のベリーを煮すぎると固くなったので、時間差で戻しました。私は粒が残ったジャムが好きなので、半量をつぶさないようにしましたが、好み次第で全部つぶすか、全くつぶさなくてもOKです)

半量潰すとこんな出来上がり。


 全く潰さないとこんな感じ。



6.煮沸消毒した保存瓶に入れ、逆さにして脱気して保存(こちらにやり方が紹介されていますのでリンクを付けておきます)




写真があんまり良くないですが…味はよかったです。


ペクチンを足さないと水っぽくって、ヨーグルトに入れたり、アイスクリームやパンケーキにかける感じで使うことになりそうです。


半分潰した方はペクチンを足しました。これだとパンにぬれそう。


DGが帰ってきたら味見してもらおうと思います。


濾すのに1時間くらい(もっとかも)かかってしまった。


鍋2杯分になったので1日仕事になってしまいました。


疲れたけど達成感。


今からマイロと遊んで癒されようと思います。


椅子の背の上にのるマイロ。