さて、労災申請が通って治療とリハビリが無料で受けられるようになったところまで書きました。
処方してもらった薬がよく効いて、痛みも軽減。
同じころ、同じ部署の人が自己都合で退職。
更にチームリードが他の部署から引き抜きされ、
時期を同じくして社内で使っているシステムが変わることに。
手の痛みが軽減したこともあって、新しい人が入るまでの間このままで…と、今までのように平均15時間勤務を続けました。
人が減ったうえにシステム変更もあって、更に忙しかった月末処理も終わってホッと一息ついたその翌日の夕方5時…。
とつぜん何の前触れもなく全身に倦怠感があらわれました。
「ちょっと疲れてたから横になるね」とDGに伝えてたのですが、そこから悪寒と火照りが30分おきに交互に訪れ、そこに緊張性頭痛もでて、頭痛からくる吐き気まで。
悪寒があるときには湯たんぽを抱えても寒いのに、その直後に火照りでフローリングの床に横たわっても暑くてたまらない。なのに熱を測っても熱はなし…。
緊張性頭痛と自律神経失調症がいっぺんに来た感じでした。
体温の調節ができないのと頭痛で眠ることもできません。
それから5日間ほどそんな感じで、食べられるのはメロンかアップルソース(リンゴのすりおろしのようなもの)だけ。
病院にも行くことができないくらいでした。
「燃え尽き症候群(Burn out)」したんだよ、とDGは冷静。
体が「これ以上は無理」ってシャットダウンしてるんだよ。
5日以上は病欠ではなく、短期の休職の扱いになります(Short Time Leave / Short Time Disability)。それなりの手続きが必要なので会社に連絡。人事と話をして、そこから外注のヘルスケアの人と話をして手続きを進めました。
しかし彼らと話をしようとしても、仕事の事を話し始めると感情が高ぶって泣けてくるというパニックぶりでした。
そんなわけで「ストレスによる休職(最初は6週間からスタートして、様子をみながら期間を決めていくことに)」となりました。
腱鞘炎になったのが兆候だっただろうに、それを無視して今までと同じように働いたツケが回ってきたようです。
自分では過労とストレスに全く気付いていなかったというのも不思議なのですが、強いて言えば、ずっと張りつめていた糸がプツリと切れるような感じでしょうか。
忙しい上に、夏からプライベートでも色んなことがあって、いつも以上にストレスの多い年だったようです。
休職中はかかりつけ医と精神科医と復帰のためのプランを立て、起き上がれるようになった2週目は体力と気力を回復させるためにも、とにかく何もしないで体と心を休め、その後はカウンセラーから出された課題をこなしつつ、早めの復帰を目指しました。
おかげさまで6週間かからず、4週間での復帰となりました。
休職中に3人の派遣社員が入ったので、今後は人に任せられるタスクはどんどん回すようにしています。
まだ、今まで好きだったベーキングや読書は集中力が続かずにできない状態なのですが、カウンセラーからの課題でもあるので、あきらめずに本を読んだり、トレッドミルでの運動、ブログを書くことを再開しています。
いつかまた、これらの事が楽しんでできるようになるといいなと思います。
(ブログを急に再開したのはこういう理由でした)
あまりにもプライベートな事なので迷ったのですが、ストレスに強い人ほど倒れるまで気付かないこともある…ということをシェアするためにも書くことにしました。
みなさま、どうかストレスをためないように、仕事とプライベートの時間をバランスよくもってくださいね。
場合によってはストレスに気付きにくいのですが、自分の体からのサインに気付いて労わってあげてください。