まずは…ソーダブレッドというものがあるとはずいぶん前から知っていましたが、それがアイルランドでのポピュラーな食べ物らしいと知ったのは最近の事。Bigger Bolder Bakingのサイトを通じてでした。
 
私が日本で見たことがあるレシピだとベーキングソーダではなくてベーキングパウダーを使っていたこともあり、「イギリス風のスコーンとどう違うんだ?」なんて思っていたり。
 
ベーキングパウダーではなくてベーキングソーダを使うものなんですね。だから名前がソーダブレッドなんだ…考えてみたら当たり前。
 
彼女のサイトで知ってから作りたくなったソーダブレッドですが、全粒粉が無いしなぁ…と躊躇していました。
 
と言うのもそして、Bigger Bolder Bakingの彼女が「全粒粉を使うのがアイルランド風(全粒粉と普通の小麦粉を半々に入れるらしい)」と言うのを聞いて怯んだのもあります。
 
しかし!
彼女のウェブサイトで見つけましたよ。
 
全粒粉を使っていないバージョン。
 
いつもながら分量が多いので半量で(卵はそのまま1個使いました)。
 
そしてバターミルクがないので、代わりになるものを同じサイトのこのレシピで作りました(ミルクとレモンかホワイトビネガーを混ぜて作る。バターミルクってそうなんだー、と感動)。
 
焼き上がり。
 
スライスしてトーストしてからバターとジャムで食べるのが良いそうです。
 
冷めるのを待ってスライス。
なかなかきれい。
 
ジャムがなかったのでバターとハチミツでいただきました。
 
外側がこんがり&カリッとしていて美味しかったです。
 
このまま室温で4日くらい保つらしいです。
 
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レシピ 
(紹介されている実際のものはサイトで確認してください。以下は私がつくった半量の材料です)
 
【材料】
・小麦粉 250g(使ったのはAll-Purpose Flour。中力粉です)  
・塩 小さじ1/2
・ベーキングソーダ 小さじ1/2
・バター14g(無塩バターが良いのでしょうが、私は有塩バターがあったのでそれを使いました)
・卵 1個
・バターミルク 200ml(準備は200mlですが使用量は状況に応じて)
 
NOTE:バターミルクがない場合は牛乳224gに大さじ2杯のレモン汁かホワイトビネガーで代用。私は220gの牛乳に大さじ2杯のホワイトビネガーを使いました。
 
【作り方】
①オーブンを425℉(210℃)にセットしておく。
 
小麦粉、塩、ベーキングソーダをボウルの中で混ぜ合わせる。そこに刻んだバターを加え、指でもみこむように混ぜていく。荒いパン粉のような感じになったらOK(スコーンを作るときのような感じで)
 
③卵をバターミルクの中に入れてかき混ぜ、バターミルクキックス作る。
 
④中心に穴をあけた②の中に③を3/4量入れる。全部いっぺんに入れないのは生地の状態で液体の材料を調節したいからです。
 
⑤おすすめは手で混ぜること(感覚がわかりやすいので)ですが、木べらやスパチュラで混ぜてもOK。生地はちょっとだけ柔らかめだけどべたべたしない程度になるのが完成。水分量が足りなければ残しておいたバターミルクミックスを少しずつ加えて様子を見てください。水分量がちょうどいいと、生地を集めたときにボウルに生地が残らない感じになるはずです。
 
⑥台の上に打粉をして生地を置きます。
(私はそのままベーキングパンの上にベーキングシートを敷いて打粉をして生地を置きました)
 
⑦生地を整えて直径が10cmくらいの大きさに丸くまとめます。
ドーム型じゃなくてOK。
 
⑧クープを入れます。ソーダブレッドの伝統的なクープは十字の切り込みを入れ、さらに4か所刺したもの。これは蒸気を逃すためらしいですが、アイルランドでは「妖精を逃がしてパンに呪いをかけさせないようにするため」といわれているとか…。なんだかおまじないっぽくて良いですね。
 
よかったらレシピサイトにあるビデオを見てくださいね。
 
焼き上がりで見るとクープはこんな感じに見えます。
 
⑨残りのバターミルクを指につけて(もちろん刷毛を使ってもいいですが)、生地の表面にバターミルクミックスを付けます。パンの焼き色がきれいにつきます(なくてもOK)。
 
⑩425℉(210℃)で15分焼いたのち、オーブンの温度を400℉(200℉)に落としてさらに30分焼きます。きれいに焼くために、途中でオーブンをあけないことが大切。
 
⑪ソーダブレッドが焼けたたら、持ち上げて底をノックしてみてください。空洞っぽい音がするようだったら出来上がり。網の上で冷ましてからスライスしてください。
 
NOTE:室温で4日ほどもちます。