最近読んだおすすめの本教えて
カレル・チャペックのエッセイが好きです。
一番好きなのは園芸家の12カ月。
ガーデニング好きの著者が春が来ると同時にガーデニング心がウズウズしていてもたってもいられなくなり、季節ごとにガーデニングを経験したことがある人ならどこかで覚えがあるような悩ましい出来事を体験し(そしてそれをコミカルに描くところが素晴らしい)…。
ダーシェンカのイタズラぶりに悩まされながらもチャペックの子犬が可愛くて仕方がないというのが文からも絵からも伝わってきて、心が温かくなります。
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そして彼のような素晴らしい庭を持ちたいものだと、我が家の粘土質で反日陰な裏庭を恨めしく眺める事になるのです。
ああ、いつかきっと!
さて、お題は「最近読んだ本」という事なので、紹介するのは同作家の「チャペックの犬と猫のお話」。
私はこの中の子犬ダーシェンカの話が(イラストが)大好きです。
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ここから派生した別の本は、彼の故郷の子供たちに人気の本だと聞きます。
当時のナチスドイツを批判するような風刺的な小説を書いたためにナチスに目をつけられた…という話を聞いていますし。
特に今は心が苦しくなるものは避けたい。
ところでDGはSi-Fi好きと言いながらチャペックを知らなかったんですよ!

「え?!だって…ロボットという言葉を発明した人だよ?彼がいなかったらロボットって言葉はなかったんだよ?」と言っても知らなかったそうな…。息子くんたちが知らないのはうなずける。本を読まない人たちだから。

そういう私も初めてロボットという言葉が使われた戯曲を読んだことはないんですよね。
これも今後の課題。