昨日からの猫つながりで…。
Would you tell me, please, which way I ought to go from here?"
"That depends a good deal on where you want to get to," said the Cat.
"I don't much care where--" said Alice.
"Then it doesn't matter which way you go," said the Cat.
"--so long as I get somewhere," Alice added as an explanation.
"Oh, you're sure to do that," said the Cat, "if you only walk long enough."
“Alice's Adventures in Wonderland” - Lewis Carroll
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「教えていただける?その…ここからどっちに行けば良いのかかしら」
「教えていただける?その…ここからどっちに行けば良いのかかしら」
「それは君がどこにたどり着きたいかによるね」と猫は言いました。
「私、そんなに気にしないわ。どこ…って」アリスは言いました。
「じゃあ、どの道をいこうと関係ないじゃないか」と猫は言いました。
「『どこか』にたどり着ければね」アリスは説明のために付け足しました。
「ああ、勿論たどり着けるさ」猫は言いました。
改めて見直すとチェシャ猫の台詞をいくつか覚え間違いしていた。
大好きなシーンなのに…。
どことなく禅問答風で西洋の小説なのに…と不思議に思ったのを思い出しました。
「ああ、勿論たどり着けるさ」猫は言いました。
「たどり着くまで歩きさえすればね」
…がんばらなくっちゃ、と思うのです。
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このページを見て初めて気づいたのですが、この物語の中で唯一アリスの話を「ちゃんと」聞いて、会話をしているのはチェシャ猫だけだったんですね。
チェシャ猫が言うところの「頭がおかしい(mad)」者だらけの世界での知恵者として、猫が採用されるのも感慨深いですね。