昨日からの猫つながりで…。

Would you tell me, please, which way I ought to go from here?" 

"That depends a good deal on where you want to get to," said the Cat. 

"I don't much care where--" said Alice. 

"Then it doesn't matter which way you go," said the Cat. 

"--so long as I get somewhere," Alice added as an explanation. 

"Oh, you're sure to do that," said the Cat, "if you only walk long enough." 

Alice's Adventures in Wonderland” - Lewis Carroll
******* 
「教えていただける?その…ここからどっちに行けば良いのかかしら」 


「それは君がどこにたどり着きたいかによるね」と猫は言いました。 


「私、そんなに気にしないわ。どこ…って」アリスは言いました。 


「じゃあ、どの道をいこうと関係ないじゃないか」と猫は言いました。 


「『どこか』にたどり着ければね」アリスは説明のために付け足しました。 


「ああ、勿論たどり着けるさ」猫は言いました。

「たどり着くまで歩きさえすればね」 
*******
{8A4CA873-BDE3-4A44-BB37-8873BB0D9CAF}


高校のときに丸暗記した「不思議の国のアリス」のアリスとチェシャ猫の会話部分。 


改めて見直すとチェシャ猫の台詞をいくつか覚え間違いしていた。

 
大好きなシーンなのに…。 


どことなく禅問答風で西洋の小説なのに…と不思議に思ったのを思い出しました。


「ああ、勿論たどり着けるさ」猫は言いました。

「たどり着くまで歩きさえすればね」 

…がんばらなくっちゃ、と思うのです。



このページを見て初めて気づいたのですが、この物語の中で唯一アリスの話を「ちゃんと」聞いて、会話をしているのはチェシャ猫だけだったんですね。

チェシャ猫が言うところの「頭がおかしい(mad)」者だらけの世界での知恵者として、猫が採用されるのも感慨深いですね。