ずっと昔に見たロシア映画「ククーシュカ / ラップランドの妖精」の事を書いてみます。


ククーシュカはカッコウの意味だそうです。英語のトレーラーもカッコーというタイトルになっています。これは3人の主人公のうちの一人、サーミ人のアンニのことを指すという説あり、フィンランド人の狙撃兵(ククーシュカと呼ばれたそうです)のヴェイッコを指すという説あり…。


ラップランドでの言葉の通じない3人(サーミ人のアンニ、フィンランド人のヴェイッコ、ロシア兵ののイワン)の不思議な交流。 


言葉が通じないと、日本人だったら口をつぐんでしまいそうですが、この3人は違う。 


通じてても通じて無くても、自分の言いたいことを 自分の言葉で話す。 


相手も訳がわからないまま、想像を働かせて応える。 

ただ、相手
の言葉はまったくわからないため、ちょっとユーモラスで(かみ合っていないようでかみ合っているような)、当事者でない私から見れば素敵な心の交流になっている。そして、噛み合っていない会話がわかるのは、字幕を通して映画を見ている視聴でゃだけといユニークな仕掛けになっています。 

3人の不思議な共同生活。 

でも…やがて事件が起こって… 

ラストは、まるでおとぎ話のようでした。 

それがラップランドという地だからこそ、しっくりくる。 

そんな素敵な映画でした。 

ところで、ラップランドと言えば、私の世代では 
「ニルスの不思議な旅」が浮かぶのではないでしょうか。 



素敵なアニメでしたよね。 

でも原作を読むと残酷なラストが待っており、愕然とした覚えが… 。

楽しいだけの生(life)はありえないことを知った出来事でした。 

ククーシュカも素敵だけど、彼女の気持ちを考えると…少しフクザツです。 

見てない方、お勧めですよ。

(ククーシュカもニルスの不思議な旅も)

カナダでも見られるのかな。

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「イラスト屋さん」にあったカッコウのイラストです。