引き続きの思い出話。このシリーズはタイトルに◆がついています。
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4件のうち2件が問題物件だったので諦め、のこり2件の内覧をすることに。
しかしその2件のうちの1件も内覧前に売れてしまったとのことでダメになりました。
まあ、他に見たい物件もないし、まだ2月で本格的な不動産売買のシーズン(春から夏)も来てないし、今回は1件だけ見ることにしよう、とDGと決めました。
そんな内覧の前日。
そのころの習慣になっていた新しいリスティングのチェックをしていた私は、希望からは少し外れるけれども気になる物件を見つけました。
希望から外れていたのはガレージ。私は家にくっついたフロントガレージの家が良いと思っていましたが、この物件は家の裏庭にガレージがあるタイプでした。
冬にいったん外に出てから車にたどり着くのはつらいかもしれないなぁ、ということと、フロントガレージだとガレージ前のドライブウェイにも車が停められるので、お客さんが来た時の駐車スペースに困らないというのが理由でした。
ちょっとだけ気になったので、実際にグーグルマップで家を確認したところ、リスティングからはわからなかった土地の形を見ることができました。
新しい住宅のほとんどは狭い土地に家を建てているので、庭は猫の額ほど…というのが今までのパターンでした。
しかしこの家は築20年。庭が他の物件に比べて広い(長い)のが地図から見て取れました。
DGは家の古さや内装の古さから、リスティングを見たときには興味がなさそうでしたが、地図を見せると興味を示しました。
「ちょっと急だけど…リアルターさんに連絡を入れて、この家も見ることができないか聞いてみよう」
その結果、なんとか翌日の午後に内覧を入れることができました。
内覧当日。
最初の物件はリスティングを見た感じでは、近年の改装で内装がアップグレードされている様子。庭も比較的広そうに見えていました。
実際は庭自体は広くはないけれども、庭の前にグリーンスペースがあって広く見えるという感じでした。それでもよかったのですが、比較的大きな道路に面していたので、騒音が気になるかもしれないな、と思いました。
DGはガレージの狭さ(カルガリー市内では普通のサイズなのですが、DGは仕事柄、ピップアップトラックを持っており、それが入れられないサイズなのです)に不満がある様子。
まあ、私たちはすぐに買う気はなかったので、今回は無理をしてこの家に決めなくてもを買わなくてもいいかな、という感じでした。
そして、急遽内覧を決めた2件目。
場所はバス通りに面していたのですが、先ほどのように大きなセカンダリーハイウェイに面しているわけではないので大丈夫かな?というのが最初の印象。
家は今まで見ていたような2階建てではなくて、バイスプリットという、メインレベルが玄関から半階少し上がったレベルにあり、玄関から半階降りたところにベースメントがある、という作り。
最初はメインレベルに寝室があることには防犯上、不安があったのですが、実際に家を見ると気になる感じはありませんでした。エリア自体が治安が比較的良かったせいもあるかもしれません。
これから歳を取っていくと階段が少ない方がいいかもしれないね、とバイスプリットに対するポジティブな印象も出てきました。
2階がなくても、メインフロアにベッドルームが2つ、ベースメントに2つあるので、部屋数に問題はなさそうでした。
間取りも不満は無し。
庭は地図ではわからなかったのですが、家からガレージに向かって登り傾斜がありました。
家の方が低いということで排水の心配はありましたが、同時に隣近所の家や庭にさらされることが少ないのでプライバシーの問題から見ると良さそうでした。
実際に見ると古さも気になるどころか、近年建てられたような(バブル時代にありがちな)手抜き工事の感じもなくて、しっかりと建てられているような良い印象。
内装は古く、現在のオーナーが小さな子供がいるファミリーだったことで壁の色がファンキー(一つが黄色と黒に塗られた壁。カーレース好きの男の子に受けそうな色でした。もう一つが薄い紫と濃い紫でストライプ。プリンセス好きの女の子に受けそうな感じ)だったことを除けば、すぐに変更が必要な場所はなさそうでした。
「私たちの家、見つけちゃったかも?」と2人で顔を見合わせ…「オファー、する?」とどちらからともなく言い、リアルターさんにその旨を伝えました。
なんと…リアルターさんを使うことにして、内覧2件目で決めてしまったのでした。
ここから契約までがまた長かったのですけどね。