引き続きの思い出話。このシリーズはタイトルに◆がついています。
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これは◆家への想いの続きです。
今までもDGが家を買いたがり、私が家計の状況を見せつつ購入を先延ばしにするよう説得する感じでした。
それが2016年に家のか価格が少し下がったことで「無理をすれば大丈夫かもしれない。私の意見ばかりではなくて、DGの夢を真剣に聞くことも大切ではないか?」と、私が歩み寄る感じになってきていました。
友人から聞いたサイト(Realtor.ca)で家のリスティングをチェックし、オープンハウスをいくつか見に行くところからスタートしました。
DGはきれいで新しくて広くて…と希望は高く。私はどうしても価格に目が行っていました。
比較的新しくてきれいなもの、古いけれども場所が良くて価格もお手頃なもの…。オープンハウスも全部で10件くらいは見たでしょうか。
1月も終わりの頃だったでしょうか。家の近所の高級住宅が並ぶ通りでオープンハウスがあるのを見つけ、DGと一緒に冷やかしがてらに見に行くことにしまいした。
さすがに高級住宅が並ぶ通りの物件だけあって、価格は私たちの予算よりも2千万円以上もたかかったのですが、「これだけ出したら、どれほどのものがあるのだろう?」という興味もありました。
結果。さすがに高いだけあって、広いし部屋も多いし、地下にワインセラーなんかもあったり。リビングからロッキー山脈も見ることができるなど、「なるほどねぇ」と思うところはありました。
幸か不幸か私たちの好みには合わない感じだったので、「良いものを見たね」と立ち去ろうとしたところでリアルターさん(不動産屋さん)に呼び止められました。
どこに出会いが転がっているかわからないもので…このリアルターさんに家探しでお世話になることになりました。
リアルターさんと話をするようになると、話も具体的になります。
実際には購入は春が来てから(5月くらい)、と思っていたので気分的には余裕があります。
それでも予算の話をするうちに、これは真面目にローンの審査なども考えないといけないということで、お世話になっているファイナンシャル・プランナーさんの紹介で住宅ローンのブローカーを紹介してもらいました。
ブローカーさんから大体のローン可能額を聞き、それに沿って(そのままではなくて、実際につきの支払いや手取り給料に対するローンの割合なども考えて予算は可能額よりは低めに設定)、リアルターさんに設定してもらった顧客用のサイトでリスティングをチェックするようになりました。
顧客用のサイトはRealtor.caよりも数日早く新しいリスティングを見ることができること、そして物件の価格の変動なども見ることができたのは貴重でした。
そのうち、気になる物件をいくつかピックアップ。リアルターさんに内覧をスケジュールしてもらうことに。
残念ながらピックアップした4件のうちの2件は、以前に不法にマリファナを栽培していた家をリノベーションしたものだったとの事でした。
マリファナの栽培は違法なので、栽培をする人は家の地下室などで栽培をすることが多いようです。
地下室で植物を栽培するので、明るい照明、温かい室温、そして湿気…。そんな環境が続くことで、カビなどの問題があるそうです。
もちろん、売りに出すにあたって完全リノベーションをし(しかも割とオシャレで高級そうな感じが多い)、売りにくい物件問うことで価格設定は低めしてありますので、リスティングの中では
魅力的に見えるわけです。
それでも、実際にカビの問題が適正に処理されたのか、家が売られたことを知らずに犯罪がらみのトラブルに巻き込まれないか、将来的に売るときには「マリファナ栽培の家だった」という記録があることで不利にはならないか…などとネガティブな印象はぬぐえず、私たちはマリファナ栽培関係の物件は避けることにしました。
他にも家の歴史に関するこうした情報はリアルターを使わないと入りにくい情報なので、リアルターを使うことにしてよかったと思います。
さていよいよ次回は内覧です。