10月16日はカルガリー地方選挙です。
今回の選挙はmayor(市長)、city councillor (市会議員)そして school trusteeを選ぶものです。
School trusteeは…日本だと何になるのでしょう?市民の中から選挙で選ばれて、school board(教育委員会)とコミュニティの間に立つ人で、市民の教育への声をボードに伝え、ボードが教育法にのっとって運営されていることをチェックし、また逆にボードの声(その考えや決議)をコミュニティに伝える役目を持っています。日本では聞いたことがないのですが、あるのかな?
さて、私は事前にカルガリー市の選挙のテキストメッセージにサインアップしていたので、テキストで候補者のプロフィールへのリンクも受け取りました。
便利ですね。
それを読んで誰に投票するかを決めて、あとは選挙に行くのみ。
私にとっては投票権取得後はじめての選挙なので気合いも入っています。
DGが投票日には仕事で市外にいる可能性が高いので、期日前投票場がオープンして2日目に行ってきました。
ちなみに投票日は月曜日。仕事があるので、会社によっては投票に間に合うように早退が認められていたりします(うちの会社もそうです)。
そんな感じですので、期日前投票をする人も周囲には結構な確率で存在しているようです。とくに期日前に投票する理由を書かなくても良いですし(確か日本だと「やむを得ぬ理由」が必要だったような?)。
期日前投票というよりも「投票日」は単なる選挙最終日で、期間中に投票をしてね、という感じのように思えました。
期日前投票の案内のニュースにもありますが、今年は車から降りずに投票ができるという drive-up の投票場が設置されまして、我々もMcMahon Stadiumのdrive-up 投票場が開く6:30amに行ってきました。
朝一で行けば待たずに投票ができて、オフィスにも7時前には行く事ができるだろう、という作戦。
しかしMcMahon Stadiumについたときには既に10の投票駐車場(?)いっぱい。他に2台の車が列に並んで待っていました。
さすがは朝が早いカルガリアン。仕事前に投票を、という人が多いのでしょう。
車から降りずに投票ってどんな感じ?と思っていましたが…こんな感じです。
10台ほどが停ることができる投票駐車場に車を停めると係員が近づいてきます。
投票の意を伝え、身分証明書(運転免許証)を出すと、係り員が免許証を元に住所氏名を記入。
係員はどの投票をしたいかを聞いてきます。
DGも私も就学児を持たない上に、早すぎたのか候補者のプロフィールもオンラインになかったので教育関係は投票しないことにし、市長と市議会議員の2つだけ投票することを伝えました(市長候補と市議会議員候補のほとんどはプロフィールがありました)。
記入したものを係員が本部(トレーラーオフィスが設置されていました)に持ち帰り、(おそらくシステムで)身分チェックと既に投票を終えていないかの確認。
投票用紙を上の写真にあるような、ポータブルの投票ボード(覆いがついていて手元が隠れる)に入れて持ってきてくれました。身分を確認した上での投票なので、投票ボードも私のものとDGのものがちゃんと区別がつくようになっていて、他の人の投票用紙は使えない(係員が見張っている)ようになっていました。
投票して、ボードを返却。投票は終わりです。
感想。
これは係員は寒い中大変だ…。いちいち係り員が名前と住所を書き出してオフィストレーラーを行ったり来たり。時間もかかります。
私たちは暖房のかかった車かたでないので楽ですが…これ、次回の選挙でも存在するシステムになるだろうか?
初めての選挙はこうして終わりました。
結果がどうなるか…。市長選は接戦のようなので気になります。