ボン・テラ・マイン(Bonne Terre Mine)をご存知でしょうか?

世界最大の人工の洞窟でミズーリ州にあります。
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元は鉛を採掘する鉛鉱でしたが、1962年に採掘がストップして以来、湧き水を排水するポンプを止めたのを期に坑内には水が溜まり出し、巨大な地下湖となりました。

坑内にあった重機、採掘の道具、オフィスなどはすべて水の下。

地下なので年中一定の気温・水温を保っており、ダイバーに人気の場所となりました。

洞窟内湖をボートで進みつつ説明を受けることができる観光ツアーも人気です。
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面白いのは、地上は何の変哲も無い普通の小さな町で、とても街全体の地下には世界最大の人工の採掘跡が広がっているようには見えないところです。

看板も小さいので、最初は見逃してしまったほどでした。

しかし地下には美しい洞窟があると言う…。

このセイフティ・レコード(事故記録)は、今でも存在する会社が出したら大問題になりそうなもの。

思わず会社の同僚にテキストで送っちゃいました。
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#1 我々が(爆弾による掘削で)吹き飛ばした数(我々の責任ではありません。彼らが速く走れなかったからです)…267人

#5 行方不明(亡くした)かもしれないけれど、我々の知ったこっちゃない数…43.5人(0.5人って…?)

アメリカならではのブラックジョークでしょうか。

く…黒いですね。ガーン


この後はハリケーンによる悪天候を避けながらアメリカ横断(ルート66)してデンバーに向かいました。

カンザスはアルバータ州でいうならレスブリッジ市のような強風地帯でした。

バイクだと強風で流されそうになるし、インターコムでの会話もままならないほどに風の音がうるさくて、耳がおかしくなりそうでした。

風のせいと天候の不安定さで気温も下がっていたので、ヒーティッド・ジャケット(バイクのバッテリーにつないで暖かくなります)が大活躍しました。

2日かけてデンバーに到着。

途中はカンザスシティの美しさ、BBQのおいしさ、そしてオズの魔法使いの最初のシーンに出てきそうな荒野か農場かわからないような(農場なんですけどね、全てが茶色で風が吹き抜けていました)場所に無数に見かけた鹿やアンテロープ以外は記憶があまりありません(記憶が、というより印象が残りませんでした)。

次回はデンバーでの数日ぶりの豪華な(?)夜と翌日のコロラドの山についてお送りします。