引き続き思い出話です。このシリーズはタイトルに◆がついています。

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レスブリッジ大学ではビジネスマネジメントの学位(Bachelor of Management)をとることにしました。専攻はアカウンティング。

 

BVCで一緒だった何人かはカレッジからのトランスファーを選ぶ人が多かったです(Post Diploma Program)。

これはカレッジのディプロマのプログラムでとったクラスのいくつかがレスブリッジ大学での単位として認められるということで、すでにどの科目の単位として認められるかが学校間で取り決められていて、手続きも簡単なようでした。


 

私の場合はトランスファーするほどの単位は少なかったこと、そして日本で大学を卒業していたことからSecond Degree (2つめの学位)としての申請が良いだろうということでした。

 


ただ、日本の大学とは単純にコース名前が同じだから単位も認められる、というわけではなく、一つ一つのクラスのシラバス(講義内容をまとめたもの)を成績表とともに提出して、レスブリッジ大学のアドミッションの方で審査が必要でした。

 


そんなわけで日本の大学に連絡をして講義内容をまとめたものを送ってもらい(日本語しかなかったので、それを簡単に英語で説明する必要がありました。これも面倒だった…)、卒業証明書と成績証明書と一緒に提出しました。

 


どこでもそうなのかわかりませんが、私の母校はオンラインでの申請ができないのと、クレジットカード決済が電話やオンラインでできないため、日本にいる家族に申し込みをしてもらわないといけなかったのが大変でした。

 


高校の卒業証明書は更に大変で(これは大学の進学に必要だったのか、BVCの入学に必要だったかは忘れました)、申請も受け取りも高校に行かないといけないとの事。


 

私は卒業した高校がある街には親戚も居ないし、どうしようかと困りました。


 

幸いにも交流のあった高校時代の友人が代わりに申請と受け取りに行ってくれたのでした。

 


グローバル化が進んだ今の時代なのですから、オンラインでの申請・決済ができないと困るなぁ、と思いました。

 


日本に家族や友達がいない人はどうするんだろう?


 

そんなこんなでSecond Degree扱いでの入学が認められ、一般教養のコースは全然受けなくてもよかったのが助かりました。

 


当時はすでに40歳を目前にしていたし、その年から大学に入りなおすのにドラマや音楽、心理学等々、自分の専門外の科目をとらずに専門教科だけでいいというのは卒業までの単位数も年数も少なくなるというのはありがたかったです。



若いときに一般教養としてとったり、趣味でとるにはいいけれども、私には少しでもお金と(前にも触れましたが、留学生料金だと授業料も高いのです)時間の節約になるのは大歓迎だったのです。


 

学校によって申し込みの書類や方法も違うと思うので、これから留学や大学進学を考えている人は、行きたい学校の事をよく調べて、締め切りのタイミングなどもしっかりと調べて申し込みをしてください。


 

ちなみにレスブリッジ大学だとこのページです。



留学生は大抵、追加で必要な項目があるので気を付けてくださいね。


 

セメスターに最低3教科をとることでフルタイムの学生の扱いになり、学生になってから半年後から学外で働くことができる就労ビザもおります。セメスター中は20時間(フルタイムの半分の時間)しか働くことができませんが、少しでも働けるということで経済的にも助かりました。


 

フルタイムで働くことができたとしても、たぶんしなかったと思います。セメスターに3教科しかとってなかったのですが、それでも授業についていくのは大変でした。


 

アカウンティング関係の仕事に就く場合は、学校の成績は大いに関係があるのでA-(Aマイナス)以上の成績をキープする方がいいといわれていたので必死でした。



母国語ではないので教科書を読むにも時間がかかったし、課題もテストも多く、年齢のせいか記憶力も若いときに比べたら格段に落ちていたと思います。


 

それでも、大学生活の経験を経て言いたいのは「不可能じゃない」ということです。



厳しいし大変だけど、やろうと思えばできるし、やった価値はあると思います。


 

これから大学進学を考えている人へ。

  • お金はかかります。学費だけでセメスター中に$5000ドルくらいは予算を組んでおく必要があると思います。ただし、これは週や学校によって違うので、あらかじめ授業料を調べておく必要があるでしょう。

  • 勉強は大変です。日本の大学は(受講料は倍以上だったけど)楽だったなと思います。若かったからなのか…母国語だったからなのか…。でもこちらでAマイナス以上をとろうと思うと、かなり勉強する必要があると思います。

  • 仕事はオンキャンパスだったら時間制限はなかったと思いますが、勉強との両立も考えると、私は週20時間というのは良かったと思います。フルタイムだったら成績の維持は難しかったと思うのです。

  • 自分を信じて、諦めずにがんばってください。

  • でも、ダメたと思ったら助けを求めたり、別の道を模索するのは悪いことではないと思います。中途半端であきらめるのではなくて、しっかり考えたうえで「軌道修正」をするのは悪いことではないです。