本日8月21日、北米では日食がおこるということで、しばらく前から世間では盛り上がっていました。

 

太陽を見るための特別なサングラスはどこも売り切れ状態、皆既日食となるアメリカの都市では更なる大騒ぎ状態だったようです。

 

私は天体には詳しくないものの大好きで、以前はカルガリーの旧科学館で天体観測イベントのボランティア要因としてお手伝いをさせてもらっていました(新しい科学館には天体観測の施設がないの行かなくなりました)。

 

という私。当然ながら(?)この日のために休みをとりました。

 

実は一週間前まで休みをとるか迷っていたんですけどね、DGも居ないし一人で盛り上がるってどうよ?と思っていたので…。

 

でも、我慢できませんでした。

 

カナダの宇宙局(でいいのかな?Canadian Space Agency)の予定表を頼りに、今朝は早起きをして準備をしました。

 

10時半からスタートするので、それまでに用事をすべて終わらせておきたかったのです。

 

ピンホールカメラの作り方もテレビなどで紹介されていたのだのですが…作り方が悪かったのかうまく映像が出なかったので早々に諦めました。

 

CBCニュースの科学担当ボブ・マクドナルド氏(ボブ・マクドナルド氏の最近のブログはこちら)が双眼鏡を使ったプロジェクタを紹介していたのでDGに双眼鏡のありかを確認。

 

DGは双眼鏡で太陽を見るなんてとんでもない!と驚いていたのですが、使用方法を聞いて納得。

 

要は双眼鏡を目に当てずに太陽に向けて映像を紙に映し出すということでした。

 

(画像はSociety for Popular Astoronomyからお借りしました)

 
 
残念ながら双眼鏡はDGが仕事に持って行っていたのですが、かわりにDGがガレージに置いていった溶接工のヘルメットと防護メガネを借りることができました。
 
溶接工のヘルメットや防護メガネには遮光処理が施されているので、太陽を見ることが可能なのだとか。先述のボブ・マクドナルド氏も溶接工の防護メガネは使えると紹介していました。
防護メガネだけだと、まだまだまぶしかったので、ヘルメットとの併用で快適に観測ができました。DG、ありがとう!
 
ちょっと怪しすぎるので裏庭で観測をすることに。
 
というわけで、こちらが防護メガネと溶接工ヘルメットを通して撮影したものです。
 
朝10時半。始まりました。
 

もうちょっとマシなのがとれたかな欠けている部分が大きくなってきました。11時くらいです。

更に欠けてきました。

 

ピントがずれていますが、iPhoneではこれが精いっぱい。これがピーク時(11:30頃)です。

85%が欠けたということで、肌にあたる光が柔らかくなったように感じました。日差しが痛くないというか…。

 

それでも遮光グラスなしでは眩しいです。

 

こちらが12:15の太陽。

 

感動しました。休みをとって良かったです!

 

ちなみにDGは双眼鏡を使って紙に映し出してみたそうです。すごくハッキリ移りますね。線もシャープだし。撮影用にはこちらがいいかも。

 

次回、カナダで皆既日食が見られるのは2024年4月8日だそうです。ただし、これは東海岸地域のみのようなので…いけるかな?行きたいな。