引き続き思い出話です。このシリーズはタイトルに◆がついています。

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2007年4月13日

家を出るときは-1℃でしたが天気がよくて午後には16℃!コートを着ていると暑いくらいでした。

 

道行くカナダ人は半袖姿になっていましたが、さすがにそこまではなれず…七分袖のカットソーにて先述のPrince's Island Park(以下、プリンス島公園)へ向かいました。

 

この公園はダウンタウンの北に位置していて、ボウ川(Bow River)という大きな川の両岸と中州が公園として整備されています。

 

Pathと呼ばれるウォーキング/サイクリング/ジョギングに適した道があって(便宜上、以下は遊歩道とします。私のメインは歩きなので…)、とても気持ちがよく、私の大好きな散歩場所になっています。

川の流れがゆったりとしているせいか、グースやカモ、カモメ(海は遠いのに何故?)がたくさんあつまっています。


5月になるとグースの雛がそこら中にでてくるらしいので、歩くときには気をつけるように、とESLの先生から注意されました。川辺でくつろぐ人の姿もあり、のんびりとした雰囲気がとても良いです。

 

誰もが思い思いにくつろいでいながら、目が合うと軽く挨拶。良い天気ですね、なんて声を掛け合う心の余裕が嬉しい。

 

こういうところにきて、気楽にしていると「カナダに来てよかったな」と思う。

 

勉強は…今日は忘れよう。うむうむ。

 

川を挟んだ丘の上には高級住宅街があって、公園からの遊歩道が続いていてカルガリーのダウンタウンを一望できるとのこと。

 

上の写真が「丘」で中央に移っているのが丘の上に向かう階段。

 

ランナーがタイムを気にしながら駆け上がっているのをよく見かけます。

 

階段のほかに緩やかな上り坂があったので、今回はそちらを使うことにしました。

 

エクソサイズはまたの機会に。

 

坂を上りきると…なんと、遠くに見えるはロッキー山脈!

 

ここに来るように勧めてくれた人は

「ダウンタウンが一望できるわよ」

としか言わなかったので、ロッキー山脈が見えたのには感動。驚きと感動で訳もなく泣けてくる(歳を重ねると涙もろくなるのです)。

 

写真右奥の地平線の向こうにロッキー山脈があるのだけど…私の古いデジカメで撮った画像では見えないかな。

 

写真左に移っているビル群がダウンタウン。

 

ESLクラスメイトの誰もが「小さなつまらない町」というけれども、私にしてみれば大きくて整ったイメージ。

 

自然と街が隣接していて住みやすそうに思える。

 

まぁ、ここに来て1週間と少ししかたたないのでよくわからない。評価は保留。

 

それにしてもダウンタウン近くの丘からロッキー山脈が見えるという、この環境に感動したい。

 

みんな、パブなどで夜遊びしないでこの景色を堪能しようよ!

 

川の中に見える白っぽいのは氷。

 

このボウ川は先日のバンフでみた川と同じ。

 

ロッキー山脈から流れてくる川のそばにいる自分が信じられない。ああ、ありがたい。

 

丘の上には見晴らしの良さそうなポイントにベンチがおいてある。

 

よく見るとベンチには「すばらしい夫であり父親であった○○さんの記念に寄贈します。△△より」というようなメッセージが入っている。

 

亡くなった人が好きだった場所などにベンチを寄贈しているようです。

 

観光客にとっても嬉しいし、遺族にしてもベンチに座るたびに個人が好きだった景色を一緒に見ている気分になるのだろうか。こういうのって素敵だと思う。

 

ロッキー山脈が一番よく見える(と私が勝手に思った)場所にて1時間ほど座って山を眺めた後、丘を降りて再び園内を散策。

 

川に戻ったところで三角関係に遭遇(写真参照)。

 

カールはサマンサを追い回しているかれど、サマンサは色男ジミーが気になる様子。

 

ジミーはサマンサが気になりつつもカールの存在のせいか近づけずに見守るばかり。

 

サマンサはしつこいカールから逃げ回りながらもジミーのほうをチラチラと見る。

 

色男(優柔不断)ジミーは「あいつら出来てるのかな、どうなのかな」と迷うばかりで一歩が踏み出せない。

 

サマンサ、逃げ回る途中で石につまづき一段落ちる。カール、チャンス!

 

サマンサに近づいて囁く「グワッグワッ(訳:ずっこけてる君の姿も可愛いよ)」。

 

サマンサの怒り爆発「なんですって~?レディに向かってずっこけてるとは何よっ。見て見ぬふりをするのが紳士でしょっ」

 

サマンサ飛び立つ。カール追いかける「まってくれよぉ~。何が悪いのかわかんねーよー」

 

サマンサ「あんたの、その鈍感なところがいやなのよっ」

 

ジミーもつられて飛び立つ。「ああ、一歩が踏み出せないけどあきらめられないっ」

 

この3人の行く末やいかに…。飛び立ってしまったので後は不明。

 

…などと下らないことを想像しつつ、気持ちのよい午後は過ぎていくのでした。