引き続き思い出話です。このシリーズはタイトルに◆がついています。

 

今回は季節がずれますがカナダデーの頃の話です。

 

初めてのカナダデーはキャンプをしながら迎えたのでした。

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2007年6月29日-7月2日

 

7月1日はCanada Day(カナダの建国記念日)。今年は日曜日と重なるということで翌日の月曜日が休み。ビクトリア・デー以来1ヶ月ぶりの3連休です。

 

色々あって7月末にホームスティ先を変更する私は(機会があればDGと出会うまでのステイ先・シェアハウス先の話をまとめて書きますね)、新しいホストファミリーに誘われて3泊4日のキャンプに参加(3連休で4日のキャンプ。初のサボり。勿論、学校には事前に連絡済ですが)。

 

参加者は7月末からのホスト・ファミリーになるキャムとマージの御夫妻、日本人留学生のユミコさんと私の4人です。

 

行き先はバンフ国立公園内のレイク・ルイーズにあるキャンプ場。ここに滞在しながら周辺をハイキングするという計画。前日(木曜日)に学校から帰って急いで準備。Jackieが早めに用意してくれた夕食を食べて、ジャッキーお手製のブラウニーを持たせてもらい出発。ジャッキーに感謝。

 

今回のキャンプはキャンパー(キャンピング・カー)での滞在なので夜の寒さの心配は不要(冷暖房完備)だし、熊の心配もありません。中は小さな1DKのアパートといった雰囲気で至って快適。荷物のつめこみなどを手伝いながらキャンプ気分は盛り上がっていきます。

 

翌朝。天気予報は雨になる可能性を示唆していたため不安ながらの出発となりました。

 

約3時間のドライブでバンフ国立公園に入、そのまま北上してLake Louise(レイク・ルイーズ)へ。

 

ここのキャンプ場は周囲に電気柵が張り巡らされておりグリズリーなどの熊が入らず安全(Bear Free Camp site)、ということ。

 

その代わり鹿などの大型草食動物も入ってこられないわけだから、その点は残念。

 

天敵が居ないためか、ジリスが走り回っているのが愛らしい。

 

キャンパーを指定された場所に停め、昼食をとった後でJohnston Canyon(ジョンストン・キャニオン)へ観光に向かいました。

 

ジョンストン・キャニオンはバンフから車で30分ほどのところにあります。

 

渓谷(キャニオン)沿いの遊歩道を歩きながら2つの滝と最終的にはインクポットと呼ばれる地点に行きます。

 

往復3時間弱。高低差もそれほどないため、初心者向けのハイキング(ほとんど散歩)コースです。

 

道は楽ですが遊歩道が崖に沿って作られていて自然も身近に感じられて楽しめます。

 

マージは寝不足(不眠症気味なのです)のため疲れていて、駐車場で待ちたいとの事。キャム、ユミコ、私の3人で滝を目指して出発しました。

 

途中の川沿いにて石の上で哲学しているジリス(Golden-mantled ground squirrel)を発見。後姿が愛らしかったので撮影。

 

20-30cm(9-12インチ)ほどの大きめのリスといった感じの彼の正面からの写真は先ほどのこれです。

 

そうこうするうち、1つ目の滝に到着。もう一つに比べて下流にあるため、名前はLower Falls(ロウワー・フォール:低い滝)。

(これはLower Falls)

 

当然、高い場所にあるのはUpper Falls(アッパー・フォール:高い滝)という名前。単純というかネタが尽きたのか…。こういうのも発見者のセンスにかかっているのだろうか。

(Upper Fallの撮影をするユミコさん)
 

赤毛のアンの母国なのにと残念に思う。

 
アッパー・フォールまで行って、その後ゆるゆると下山していると、ロウワー・フォール付近でマージに遭遇。待ちきれなくなって上がってきたらしい。全員が揃うとより楽しい。

 

キャンプ場に戻って30分程経った頃から雨が降りはじめました。

 

観光途中で雨が降らなくて運が良かった。

 

キャンパー内で夕食をとっているころから雨は嵐に変わりました。

 

一度、近くに雷が落ちたような感じ(キャンプ場横の川に落ちたようである)で驚きましたが、キャムが「レイク・ルイーズの花火だ」と言って場を和ませてくれました。

 

そのままボードゲームやカードゲームをしながら1日目が終了。

 

キャンパーだと悪天候でも気にしなくていいのが嬉しいです。

 

長くなったので、続きは次回。