引き続き思い出話です。このシリーズはタイトルに◆がついています。

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2007年4月12日。

語学学校(グローバルビレッジ。以下GV)の3日目。昨日のクラス分けでレベル4(lower intermediate)になったのがショック。自分では5くらいには行けそうな気がしていたので…実際に授業を受けても簡単すぎる気がしてなりません。

 

とじゃいえ私の英語は、聞き取りは勘がいいのかなんとか理解できても、実は知らない単語が多いことと(語彙の少なさは私の弱点の一つ)、文法の話になるとこれまた勘で答えているので、やはりこのクラスで少し基礎から学ぶ必要があるのかもしれません。

 

「主語とは何ぞや」「目的語の定義は」なんて、なんとなく分かったつもりでも日本語でだって説明しきれません…。

 

ちなみに主語とはアクションを起こすもの、述語がアクション、目的語はアクションを受けるもの、というのが正解でした。

 

過去の日記を見ながらこの記事を書いてますが…忘れてましたよ、この定義。成長が感じられない…。

 

それにしても生徒が多くて、人口密度の高さ(しかも若者ばかり)に疲れてしまいます。1クラスに14人というのも多い気がします。発言する機会が少ないです。

 

私がいるクラスは日本人が4人、ブラジルから2人、台湾から1人、サウジアラビアから1人、のこり6人は韓国人です。


校内には韓国人がとても多いです。韓国語の名前の発音は難しくて、ほとんどの生徒が英語名をつけていました。


私も自分の英語名のケイを名乗っていましたが、英語名をつけている日本人は珍しかったです。

 

しかし彼らの英語名…

「英語名はノアにしたんだ。好きな映画の主人公の名前なんだ」

「僕のことはクリスって呼んで。カナダ人っぽい響きじゃない?」など。

元の名前とは似ても似つかないのが面白かったです。


 

私の英語名のケイは本名の一部をとったものなので(日本語の発音は全く違いますが)、そこまで奇異ではない…と思いたい。

 

クラスの子たちは夢と希望を抱いた若者が多くて、みんなキラキラしたいい子たちでした。

 

初日の自己紹介の時に、一人ずつ前に出て自分の名前を書いて名前の意味などを説明しました。


サウジアラビアからの生徒の名前が「サルタン」という「王様」を意味する名前だったとのことだったのですが、次に立った生徒がホワイトボードの前で「oh, my lord...please forgive me to erace your holy name(主よ、あなたの高貴なる名前を消すわたくしめをお許しください)」と片膝をつきながら芝居がかって言いました。

 

先生が「あなた、まるでブラジル人みたいね」と冗談めかして言ったのですが…はい、そのとおり。彼はまさしくブラジル人だったのでした。

 

ステレオタイプって…ある意味当たってる?


ブラジルからの生徒は全体的におしゃべりでした。常に話を大きく、面白くしようとしているのが関西人っぽいと思いました。

 

サッカーの話になるとテンションが上がるのもブラジル人らしい。

 

彼らがクラスを楽しい雰囲気にしていた気がします。

 

日本人生徒の多くはシャイでした。


14人も生徒がいるので、積極的にならないと発言の機会が少なくなってしまうのだけど、明るいブラジル人、積極的なサウジアラビア人、押しの強い韓国人たちの隠れていた日本人たち。頑張れニッポン(私もね)。

 

写真中央の茶色のレンガ造りの建物がGVです。