引き続き思い出話です。このシリーズはタイトルに◆がついています。

 

今回は最初にカルガリーに到着した時の話です。

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2007年4月4日

 

経費を安く上げるために購入した格安チケットは 


福岡発、台北経由、バンクーバー経由、そしてカルガリー


という乗り換え2回の便でした。

 

福岡を4日朝の10時に出発して約20時間の旅。カルガリーに到着したのは4日の2時でしたが、クタクタになっていました。

ちなみに上の写真は台北で乗り継ぎの間にいただいたスコーンとペリエ。これだけで700円。当時はこれがものすごく高く思えました。

 

なにせ、福岡(博多勤務)ではランチに200-300円が普通(駅のベーカリーでパンを2つ買うのが私の普通のランチ。


贅沢するときには会社の近くの公園に来ていたお弁当屋さんで450円の日替わりのお弁当を買っていました。


これがご飯のパックが別になっていて、さらに小さな漬物のパック付き(この漬物がとても美味しかった)。


おかずは焼き魚(魚は日によって違いました)、卵焼き、煮物(煮物も日によって違いました)。

 

だからスコーンとペリエだけで700円というのはかなりショックでした。


(福岡は市内でも物価が安い上に食べ物がとても美味しかったです。いまでもそうかな?)

 

バンクーバーからカルガリーの機内の事は全く覚えていません。


爆睡状態だったと思われます。


おかげで、カルガリーに着いた時は体は疲れていても眠気はなかったです(これは時差ボケだったのでしょうか)。

 

入国審査の時に学生ビザの期間が決まります。


私は1年有効の往復航空券をもっていたのですが、学校は3か月分しか申しこんでなかった(3か月後にどうするかを改めて決める予定だった。後日書きますが、これが大正解でした)ので、1年のビザが出るかは微妙でした。


一応、8月からはバンクーバーの学校のこのコースをとるんです…と、スケジュールも出したのですが、1年分のビザは出ませんでした。


おりたのは4-5か月分のビザだったと思います。つぎの学校の入学がきまったら、延長の申請をするようにと言われました。

 

カルガリー空港には、現地エージェントを通して「空港で迎え」を申しこんでいました。


カルガリーの事は何もわからないし、ホストファミリーの事もまったく知らない状況だったので、迎えに来てくれて、ホストファミリー宅まで送ってくれるサービスは良かったです。

 

ただし、エージェントや学校のプログラムによってはホストファミリーが迎えに来てくれることもあるようです。


どんなサービスにするか、どんなオプションがあるかはしっかりと調べておくのがいいかと思います。

 

ホストファミリーはブライアンとジャッキーという50代の夫婦。


娘が2人いるようですが、成人して別に暮らしているようでした。


それで空いていた元の娘たちの部屋をホームスティとして提供しているようでした。私の部屋はベースメント。


メインフロアにもう一人の日本人の女の子(この人はワーホリで来ていたようです)がいました。


かなり長い間滞在していたようです。

 

夫妻の家は(今だと一般的だとわかりますが、当時はうれしい驚きだった)無線LANがとおっており、すぐにネット環境が整ったのがうれしかったです。


さっそく、親に無事の到着を知らせることができました。

 

日本を出る前に体調不良でインターナショナルのプロバイダ契約をする予定でできなかったのですが、かえって良かったです。

 

2人ともよさそうな人で、ジャッキーは料理好きというのがうれしかったです(私が料理が苦手なので)。


ご夫妻宅にはミカン色の猫のケイシー(Casey)がいました。実家に置いてきた愛猫のルディと同じ年の女の子。人懐こいのですが、抱き上げられるのは嫌という…猫らしい猫と言えるかな。ルディも(そして今の飼い猫のバゲーラも)私には甘々の子だったので、猫らしい猫は久しぶり。

 

それでも荷解きをする様子が好奇心をさそうのか、そばでのどをゴロゴロさせながら様子をうかがっていたのがかわいかったです。

 

そんな第一日。


これから1年間の「留学」が始まります。


次回からはカルガリーにきてすぐ観光、ELS(英語学校)のアクティビティ、カルガリーので暮らしを、当時のジャーナルを元に書いていきます。


読み返すと新鮮な感想があちらこちらに見られて初々しい感じがします。