引き続き思い出話です。このシリーズはタイトルに◆がついています。
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英語圏に行くということが決まってからも、国を絞るまでには時間がかかりました。
1年の長期滞在がしたかったので、学校に行きたかったのが一つ。これで、友人がいるオクラホマは消えます。
オクラホマ州でもオクラホマ市は大きいので学校もあったかもしれませんが、友人がいたのは小さな町。外国人が珍しくてアジア人となるとさらに珍しい。日本のイメージは侍と忍者と芸者。ナイフとフォークが使えることに驚かれ、ハンバーガーは見たことがあるかと聞かれるような町でした。
それよりも2001年以来のアメリカのアグレッシブさにも恐ろしさを感じていたのでアメリカに魅力は感じませんでした。
当初の目的の「大きな空が見たい」というのは心のどこかにはあったので、大きな都会は避けたいのもありました。
1年たった時に会社に再度雇いたい、と思われるようになりたいのもあったので、英語はきちんと勉強したかったし、英語だけではなくて英語でビジネスを学びたいというのもありました。
自然豊かだけど(外国人が入ることができる)学校があるくらいの都会。
そんなわけで、オーストラリア、ニュージーランド、カナダの3つが最終候補に残りました。
オーストラリアの日本に対する悪いイメージ(捕鯨国 vs. 捕鯨反対国など。他にもあるようですが…)も気になりましたが、英語の先生たち(アイエルツのクラスの講師がシドニー出身、カフェレッスンの講師はメルボルンの出身でした)の影響でオーストラリアに気持ちが傾いたり。
ロード・オブ・ザ・リングのロケなどで雄大な自然を見せてくれたニュージーランドも気になりました。
癖がなくてキレイな英語を学べそうなカナダも気になりましたが寒さが心配。
最終的には占いが決定打を放った感じになりました。
冗談のような話ですが、これが本当の話。
当時、何気なく手に取った雑誌の占いだったと思いますが…引っ越しの幸運の方角が北東とでたのです。
日本からみて北東…カナダ…?
離婚をして落ち込んでもいたし、幸運といわれる場所を見てしまったからには他の場所を選ぶ勇気もありませんでした(まだ心が弱っていた時期だったので)。
そんな感じで選んだカナダ。次回はカナダの中でカルガリーを選んだ理由を書きます。
イラストはこちらから。