昨年購入した我が家は築20年の中古住宅です。
購入時にはホームインスペクション(住宅診断)をしてもらって、家が良い状態かどうかを診断してもらいました。
その際に、インスペクターから何点かの注意点や改善・修理が必要な点を指摘してもらいました。
屋根もその一つでした。通常はシングル(Shingle)素材の屋根の寿命は15年から20年らしいのですが、それも天候や日照条件などによって劣化の速度も変わってきます。
うちの屋根は「あと2~3年は大丈夫だけど、葺き替えを検討したほうがいい」と言われていました。南に面した部分で劣化が始まっていて、シングルの端の部分が巻き上がってきている部分がありました。
カルガリー市の北西部では数年前にひどい雹が降ったので、その時に保険を使って屋根の葺き替えがされた家も多かったとか。それは不運(被害にあったので)というべきか、幸運(保険で屋根の葺き替えができたから。このあたりの開発は20年くらい前だったので、ちょうど葺き替え時期が来ていたらしい)というべきか。
うちは幸か不幸か雹の被害もなくて、葺き替えされぬまま現在に至っていたわけです。
去年の段階で見積もりを出してもらったところ、$7500(63万円くらい)ということだったのですが、あいにく予算が取れなかったので、プロジェクトは今年に持ち越されたのでした。
3月に入って早々、去年見積もりを出してもらった中から(3社に見積もりをお願いしました)、対応が良かった1社を選んで再見積もりを依頼。今回は50年保証を追加してもらったので$8500(71万円くらい)になりました。
ネットでの会社の評判をチェックした後、この会社(Asonic)にお願いをしました。
月曜日の朝、トラックが到着。仕事の開始です。
御覧のように現在はオレンジ色の屋根です。
工事の人たちが一気に現在のシングル屋根をはがしていきます。
工事の人たちがシングルの下の状態をチェックしてくれたところ、ダメージもなくてよい状態だったとのこと。
実はこれは工事の人には驚きの幸運だったらしいです。なぜなら、最初の工事の時に手抜きだったのか何だったのか…釘がきちんと打たれてなかった場所があったり、屋根材の下に張られているべき、Tar Paper というタールをしみこませた紙を貼って屋根の防水をするのですが、それが貼っていなかったという…。
今回はきちんとTar Paperも貼ってもらったので、これで安心です。
3日の工期の予定だったのですが、2日目の午後にはほとんど仕事が終わっており…
なんと2日で終了!これであと15-20年は安心。
今回の屋根材はこちらの会社のものを選びました。色が現在のサイディングの色に合ってませんが、これも2~3年後には変更予定なので、将来のサイディングの色に合わせた屋根の色にしたわけです。
いま見ると色があってなくて変な感じがするので、イライラがたまればサイディングのやり替えプロジェクトが早まる可能性がありますが…いまところはサイディングはリストの下のほうにあります。しばらくしたらこの屋根の色に慣れるかな?