おかげさまで、毎週日曜日に1週間リーディングの記事を投稿できています。

 

テーマなるものを、大アルカナから1枚。

やる気、愛情、勝負、お金 を小アルカナから1枚ずつ。

 

やる気はワンド(棒)で

愛情はカップ(聖杯)で

勝負はソード(剣)で

お金はペンタクル(金貨)で

 

 

さて『勝負』についてですが、今時「勝負だ!決闘だ!!」などというのはほとんど見かけません。

 

では私が『勝負』として出している、

ソード、剣のカードですが、大体の概念としては

 

知性、思考、言語、コミュニケーション

 

を表現しています。

どこに勝負があるのやという感じですが、知性や思考に関しては『将棋』に例えるとわかりやすいのかなと思います。




 

将棋の盤上では、考える力、推察する力が勝負を握っています。

先手番後手番はありますが、基本的に運の要素がありませんので、研究の成果や、経験、知力が勝敗を分けるのではないでしょうか。

 

鋭い思考が出来れば出来るほど、優勢になっていきます。

高い集中力で思考が研ぎ澄まされ、勝ちの一手を指せることが多いでしょう。

 

 

 

思考は、とても人間らしい部分だと言えます。

この人間らしい部分は言語になり、コミュニケーションを発達させていきます。

 

コミュニケーションは人間性を高め、その一方で傷つけることがあります。

思考は人間性を高め、その一方で精神を摩耗させます。

 

 

そのせいでしょうか、ソード(剣)のカードには、痛々しい絵が多く、ドキッとするような描かれ方をされています。

 

ポジティブに言えば「的を得ている」「正しい判断」「高い知性」「戦略」「厳格」ですが、ネガティブに言うと「傷心」「苦悩」「独裁」「争い」になっていきます。

実際カードの1つ1つに良し悪しはないのですが、あえて言うならこうなります。

 

 

日常生活において、勝負らしい勝負はないかもしれませんが、

知性、思考、言語、コミュニケーション

これらを抜きにして生活することはあまりありません。

人として社会に関わるならば、必須となっていきます。

 

人として考えれば考えるほど悩みも多くなっていきますから、もっと肉体的に感覚的になるように調整していく必要があります。

 

何事もバランスですね。

 

ざっくりと勝負のカードについてのお話でした。