1週間リーディングをやっておきながら、こんなこと言うのおかしいかもしれない。
当たる当たらないの、当てモノの占いは、いらない。
タロットやルノルマン等のカードを使う占いは、当てモノとして捉えるのは少し違うのかなというのが私の考え方です。
四柱推命(八字・子平)や占星術などの命術においては、命式を出しますし大運も出しますし、よく当たります。
しかし当たったところに、もしも「私はこういう人間なのだ」と自分の思考を押し込めていき心を捻り込んでいってしまったら、悩みは解消されず心は解放されません。
カードリーディングは出てきたカードの『偶然性』でもって占いますから、運命的なところが当たらないのは当然だと言えましょう。
もちろん「確かにその通りだ」と思うような、不思議に当たっていることもあります。タロットをやっていると、やたら同じカードが出てきたりして、何かメッセージがあるのかなと思ったりすることもあります。
(これは外にあるものと心の内にあるものが合致するから当たると感じるわけですが)
偶然です。
出てきたカードの『偶然性』というのが大事だなと思います。
これは当たるというよりも、言葉にはできないような感覚の中から気づきを得るところにカードの面白さがあります。
『私はこういう人間なのだ』ではなく
『私は固定観念から解放されていく』という方向性が大切だと思うのです。
固定された思考はある人にとっては考える必要がないので楽かもしれません。
しかし大体は人を苦しめることの方が多いのではないでしょうか。
当たる占い師の言う通りにする、というのは思考の固定です。
より安全に生きていきたいというのは本能ですから、当然そういう心理はあります。
偉そうなことを言っている私ですが、私自身が大いにそういう面があるため、よくわかるのです。
ただ心が囚われすぎて可能性が広がらない生き方に、猛烈に苦しくなります。
安全に、安心して、願いを叶えつつ生きていきたいのは多くの人の思いでしょう。
みんな、幸せになりたい。
『幸福』なんて一言で言いますが、では具体的には幸福とは何でしょうか。
幸福を考えるために、真逆の不幸とは何か考えてみます。
自分自身を否定すること、否定されること、これはとても不幸だと常々思っています。
自分はどうしてこんなにダメなんだろうと思ってしまったり、他人にダメなやつだと虐げられたりすると、辛くて苦しいですよね。
自己の存在を否定することは、本当に不幸です。
否定とは、何かの『基準』から外れていると起こります。
このアテにならない『基準』、これが既成概念・固定観念です。
既成概念・固定観念に押し込めるから否定が起こり、辛く苦しくなっていくのです。
命術を否定したいわけではありませんが、取り扱う上で十分に気をつけなければならないのは、「私はこういう人間なのだ」と思考と精神を押し込めて苦しんでは元も子もないからです。
タロットは毎回出てくるカードが違います。
ただシンプルに出てきたカードから「こういう見え方・考え方があるのか」と捉えるだけで良いと思っています。
そこに当たる当たらないという概念はありません。
カードが実生活に何か呪いを仕掛けてくることもありません。
タロット界では有名な伊泉龍一氏は『リヴィジョン』、鏡リュウジさんは『リフレーム』という表現をされています。
このリヴィジョン、講座を受講することで聞けるようで、まだ大々的に広まっているような印象はありませんが、恐らくいずれ本に書かれると思っています。
私は講座を受けるほど金銭的に余裕はありませんので、大体こういうことかな、という感じで受け取っています。
私の週間リーディングはエンタメ要素が大きいです。
それでも、「はて…どうしよう」となった時に思い出してもらって、「あ、そうだ。あんなこと書いてあったな、採用しよう!」と思って頂けたら良いなぁと思っています。
当たっていなければ当たっていないで、それで良いのです。
私とみなさんが、どこかで繋がり合いながら、生活が楽しくなっていけたら良いなと心から願っています。
長文読んで頂きありがとうございました。
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