こんばんは 星空

長い長~~い夢から 目覚めたような気がしている

心屋認定リセットカウンセリングマスター

たんぽぽの綿毛 とこりんです。




お父さんを 

手術室へ見送ってから 帰ってくるまでの10時間。

私は お父さんの命の灯を ずっと見ていました。


そして ICUの隣の畳の部屋で

最近 お父さんとかわした言葉を思い出していました。



私が心の勉強を始めてから

生き苦しかった原因が 両親との関係にあることを知り

中でも特に お父さんに言いたいことを言えなくて

それなのに いい子だと 認めてもらいたくて

なおさら言いたいことを言ってこなかったと知り


それからというもの

何回も何回も まるで 私の全身から言葉が噴き出すかのように

私がお父さんに言った(やっと言えた)数々の言葉は

お父さんにとっては 

決して気持ちのいいものではなかったはずでした。



それなのに お父さんは こうなって倒れる少し前に

私を もう小さい頃のように 否定したりせずに

優しい言葉をかけてくれたことを

思い出していました。



静かな部屋で弟を待つ時間 ひとりそれを思い出しながら

私は 少し後悔して また自分を責めそうになりました。


『お父さんに あんなこと言わなければよかったな』

と 涙があふれてきたのでした。汗汗



以前の私なら きっと

『罰があたったな!!』 とか

『私のせいで こんなことになったのかな。。』とか

また自分を責めて 不幸を嘆いて

どん底へ落ちていったことでしょう。。。


しかしこの時は 後悔も反省も 少しの時間で忘れて

闘っているお父さんを信じる気持ちに

すぐかわっていきました。



思い返せば 救急外来で 先生が 

「生きてここへたどりつけたのは

 とてもラッキーなことなんですよ。」

と言ってくださったこと。


そして迅速な検査をしてくださり

緊急手術をしていただけることになったこと。


リスクはたくさんあるけれども

手術ができるのは 希望もあるのだということ。

先生の言葉を何度も思い浮かべながら


夜が明けるまでの長い長い時間

怖かったけれど 希望を信じることもできたから、

お父さんと

また笑って話ができると信じることができたから、

涙はすぐにぬぐって 待つことができました。



あの時 今まであたりまえのように そこにあった

命の灯が 

小さく小さく ゆらゆら 頼りなげに ゆれて

あ~~あたりまえのものではなかったと知りました。



命の灯(ともしび)・・・
キラキラ

ほんとうにそれは 尊くて

ありがたくて 愛しくて



それまで私の心にあった 

小さな悲しみや 苦しみや 

怒りや 心配や 不安は

どんどん小さくなって 

消えてしまいそうなくらい たわいないものになって



ふたたび 命の灯がまぶしく光り輝き

その輝きを信じることができた時 

それだけで とても幸せになれるのだと知りました。
キラキラ



手術室から帰ってきたお父さんの姿は

あまりに痛々しくて びっくりしたけれど

間違いなく生きようと闘っていて

その後 がんばる教のお父さんらしく

みんなをびっくりさせる 回復ぶりを見せてくれて


あの夜 ゆらゆら不安げに見えた 命の灯を

今 ふたたび明るく輝かせて見せてくれています。



今回のことは 私達家族にとって

とても大変なことでありましたが

今 こうして振り返る時間が持てるようになってみると



私は お父さんとさらに深く向き合い

小さい頃叶わなかった お父さんと過ごす時間を

神様からプレゼントしてもらえたのかもしれないと思えます。


私は 認められるためではなく

ただただ寄り添いたいから お父さんをサポートし

お父さんは 他人様に尽くす「がんばる教」を手放して

自分のためにがんばる 

家族の中のふつうの ちょっと優しいお父さんになって

自分を大切にしてくれるようになりました。 





お父さんの闘病と同時進行で

娘の引っ越しもありまして 娘が帰ってきました。

家の中は みごとに荷物でいっぱいで 

もともと結構むちゃくちゃだったうえに 更にむちゃくちゃになって

長年苦しかったけれどなかなか手ごわかった

私の完璧主義も もういよいよお手上げです (笑)。



今は 娘達が それぞれの立場を生かして 

食事の栄養面とリハビリで

お父さんお母さんをサポートしてくれています。

心臓の病ともう30年近く闘っている(つきあっている?)夫は 

『難病と言われても こんな風に幸せに生きられる』というお手本と

病気についての知識を 私に与えてくれてきたので

今回の救急搬送を選べたのは 夫のおかげでした。




気が付くと 私は もう

「私が」「わたしが」と 

怖さから逃れるためにがんばるのではなく

お父さんに認められたくてがんばるのでもなく

夫や娘たち 弟家族

みんなに助けてもらいながら

みんなで ゆるゆる 楽しく 優しく

両親を支えていければいいのだなと思えるようになりました。



命の灯をみつめたあと

気がつけば 私は何があんなに怖くて

何があんなに苦しくて

何にあんなに悩んでいたのか・・・

急にわからなくなってきて

もうこれで十分幸せなんだなと思います。

お父さんと 仲直りできたからですね。

大嫌いだと思っていたお父さんが

実は大好きだったなんてね ちょっと・・・(〃∇〃)


あとは・・・ 

私の長年の「被害者になりたかった病」は 

お母さん譲りだと

すご~~~く気づいてしまっているので

今度はお母さんと向き合ってみるかな?(笑)

でももうしばらくの間は 休憩!! します。 たぶん。

お母さん 最強!!なので(笑)




゚・*:.。..。.:*・゚゚・*:.。..。.:*・゚

ずっとずっと ブログを書くことがあまりできず

読むことも全然できず ・・・

ただただ 現実と向き合う時間が続きました。

その間に 登録してくださった方

いいねしてくださった方 ありがとうございました。
 
とても嬉しかったです。支えてくださって ありがとう。 クローバー