小さい頃から 自信がなくて
私は”たいしたことない人です”と思ってきました。

先生に当てられませんように といつも思っていて
算数の答えなら 当てられたら 言ってはみるけれど

「感想は?」 とか
「あなたは どう思いますか?」
などと 聞かれるのは とってもいやでした。

だって なんて答えたらいいのか わからなかったのです。


幼稚園に通っていたころ
お絵かきの時間も嫌いでした。

何を描いたらいいのかわからなくて
隣の子の真似をして 
同じ色のクレパスを握って
同じ形の絵を描いていました。

小学1年生の時
委員長さん3人組
(1学期・2学期・3学期に学級委員長になった人)に
中庭みたいなところに呼び出され
何かを言われて 泣いたのを覚えています。
この時に 『私は この人達とは違う人』
     『私は この人達より下の人』 と
自分で決めたのかもしれません。



私と父や母についても 思い出すにつれ

あの時言われた 私を否定する言葉・・・
あの時された 私を攻撃する態度・・・
あの時 わかってくれなかった私の寂しさ・・・

小さい頃に閉じ込めた自分を思い出し
それが 今の私を作っているのだと わかりました。


でも 今の私に起こっている問題の悩みや苦しさは
もしかしたら 私のせいなんかではなく
私に バチが当たったのでもないのだ
と 気づくことができて

自分で 父の期待に応えなくてよくしただけで
そして 見栄も捨てて 
黒くて悪い自分もありと認めただけで

全身に酸素が廻るような 呼吸ができる・・・
この 楽な感じを 得ることができました。


”言うと 癒える” ”バンジー飛ぶ”
それも きっといいのでしょうけれど
でも 言わなくても 飛ばなくても
それでも ここまで楽になれたからいいよ。
父や母には もうこれ以上のことは 言わなくてもいい。
父も母も もう高齢だから。

そんな気持ちで 先週後半を過ごしていました。

                    つづく