太陽 | 桜の森の満開の下(・ω・)

桜の森の満開の下(・ω・)

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拙い文章ですが日々更新してます。どうぞ、ごゆるりと☆


「太陽」
  


二度と朝には出逢わない
窓のない部屋に動物が一匹
ドアノブが壊れかけていて
触れたら最後
取れてしまいそうだ

このくらい寒い方がいい
本当の震えに気づかないですむ
不愉快も不自由もない
その逆もはじめからない

例えば笑ってみろよ
こっちもひたすら笑えるさ

空のライトが照らしてくれた
僕には少し眩しすぎた
そして誰もが口をそろえて
影しか見えないと言った

二度と朝には出逢わない
窓のない部屋で心臓がひとつ
目を閉じていても開いていても
広がるのは真っ黒な世界

例えば泣いてみろよ
こっちはそれすら笑えるさ

君がライトで照らしてくれた
暖かくて寒気がした
光の向こうの君の姿が
僕には見えないと知った



かくれんぼしてた
日が暮れてった
見つからないまま
暗くなっちゃった
みんな帰ってった
るららるらら
かくれんぼしてた
ずっと待っていた


例えば信じてくれよ
こっちはなおさら疑うさ
それより触ってくれよ
影すら融けてく世界で
影じゃない僕の形を

君のライトを壊してしまった
窓のない部屋に来てほしかった
それが過ちだとすぐに理解した
僕を捜しに来てくれていた
光の向こうの君の姿が
永遠に見えなくなってしまった
それが見たかったんだと
気づいた


かくれんぼしてた
日が暮れてった
見つからないまま
暗くなっちゃった
みんな帰ってった
るららるらら
かくれんぼしてた
君を待っていた

もう一度朝と出会えるのなら
窓のない部屋で人間がひとり
ドアノブが壊れかけていて
とれたら最後
もう出られはしない

でれたら最後
もう戻れはしない





    /BUMP OF CHICKEN