『アクロイド殺害事件』 アガサ・クリスティ | はんなのはんなりblog*〜日々のことや育児のこと〜

はんなのはんなりblog*〜日々のことや育児のこと〜

2013年、35週でおなかの中で赤ちゃんとお別れしてしまいましたが再び授かることができ、2015年に元気な女の子を出産しました。
アラフォーの迷える日々のことや、プロテインS欠乏症(不育症)で世間の少数派に入り、そこから見えた世界のことなどを書いています。

$はんなのはんなりblog-DSC_1041.JPG

ファラーズ夫人が、睡眠剤を多量に服用して死んでいるのが発見された。
自殺か他殺か不明のままに。
つづいて村の名士アクロイド氏が、短剣で刺殺されるという事件がもちあがった。
シェパード医師はこうした状況を正確な手記にまとめ、犯人は誰か、という謎を解決しようとする。
ミステリの女王アガサ・クリスチィを代表する傑作で、独創的な大トリックにより、
世界推理小説中、五本の指に数えられる古典的名編。
そのトリックをめぐり、つねに論争のまとになる問題作!


久しぶりに古典的な海外ミステリーが読みたくなり、
古本屋さんで買ったものの、手付かずになっていた『アクロイド殺害事件』を読みましたくも。

この本は、ネットで「どんでん返しのあった推理小説」を検索していると
何度か名前が挙がっていたので、気になっていましたにこにこ電球

アガサ・クリスティというともちろんポワロですねにこり

私がミステリーを好きになった取っ掛かりは
子供の頃、夢中になって読んだ「名探偵ホームズ」シリーズだと思いますが

母がホームズもポワロも好きで、私が小さかった頃、
テレビ番組のポワロシリーズを母と一緒に観ていましたクマ

今回の「アクロイド殺害事件」もポワロが登場するのですが、
イメージとして浮かぶのはテレビでポワロ役をしていた役者さんですキラキラ

小柄で、口ひげをはやし、会話に時々フランス語が入る…

よく、小説が映像化されると
自分の思い描いていた登場人物のイメージと違っていたりしますが
ポワロの場合はぴったりだと思いましたきゃはっ
映像が先で小説が後だったからかもしれませんが・・・汗


さて、内容なのですが、

ミステリー小説はたくさんの人物が登場することが多いと思いますが
この作品でも、表題ともなっている、殺害されたロジャー・アクロイドをはじめ、

ラルフ・ペイトン(ロジャーの亡妻の連れ子)
ファラーズ婦人(キングズ・パドック荘の未亡人)
ジェイムズ・シェパード(医師)
ジョン・パーカー(アクロイド家の執事)
ジョフリー・レイモンド(ロジャー・アクロイドの秘書)

などなど、13人の主要人物が登場し、

最初はシェパード医師と姉のカロライン、ロジャー・アクロイドで物語は始まるのですが、

事件が起きて、読み進めて行くうちに
複雑な人間関係が浮かび上がって来ますsei

そして皆が秘密を持っていて、その中でも最大の秘密を隠していた人物が犯人・・・びっくり
という結末でした本キラキラ(オレンジ)

どんでん返しや、良い意味で騙された!という衝撃度で言うと
私の中では綾辻さんの作品が上を行く気がしますが、

ポワロが手の内を明かさずに推理を進めていくところや

誰かの秘密が明らかになるたび、まるで万華鏡のように
事件の性質が変わるところなど面白く、さすがだと思いましたキラキラ

犯人が明らかになった時のポワロの台詞が意外で、作品全体から
現代とはまた違う、当時の雰囲気が味わえたことも楽しかったですbell

久しぶりにホームズも読みたくなって来ました顔
多分全部読んだと思いますが、忘れてしまっている部分も多いと思うのでsei

アガサ・クリスティーやエラリー・クイーンなど
海外ミステリーの名作もまた読んで行きたいと思いますびすけっときらきら

ペタしてね